むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

「ボードゲームが機能する」という言葉を定義する

ふと思いつく自分の言葉には、意外な直感が隠れている気がしてならない。
その意外を形にするべく、最近思いつく言葉を捕まえて、定義という箱に入れてみようと思う。

今回は、「ボードゲームが機能する」という言葉を定義してみます。

定義の方法

まず、定義とは、どうやって行うべきなのだろうか。

定義 - Wikipedia

1つに絞り込むこと。

方法論を探してみたが、それらしい方法がわからなかった。
そこで、自分が最近意識している抽象化の方法を元に、言葉の定義をしてみることにした。

1.定義する言葉に対して、思いつく印象を並べる 2.思いついた印象から、だいたいに共通する概念を抽出する 3.抽出した概念を思いついた印象に当てはめて、なじませる

それでは、始めてみよう。

ボードゲームが機能する」とは?

定義する言葉に対して、思いつく印象を並べる

まず、初めに「機能する」という言葉をどこで思いついたか。

とあるテレビ番組で、

西野カナは、この歌がどう社会に対して機能するのかを考えている

と、話していた。

「機能」という単語を、「機能する」と、動詞で使うことを考えたことはなく、
新しいおもちゃを手に入れた子供のように、いろんな単語と組み合わせてみた。

その中でひとつ、思いついたのが、「ボードゲームが機能する」という言葉である。

さて、「ボードゲームが機能する」という言葉から得た印象を箇条書きで書いていく

  • ざっくばらんに考えても、まとまりがなかったので、なんとなく5W1Hで考えてみる
  • ボードゲームがいつ機能するか
    • 知らない人がたくさん集まったとき
    • 勉強の助けとなるとき
    • 手持ち無沙汰なとき
    • 知らないことを知ろうとするとき
    • 同じ話題をするとき
  • ボードゲームはどこで機能するか
    • 介護老人ホームで
    • 喫茶店で
    • 図書館で
  • ボードゲームはだれに機能するか
    • 子ども
    • 大人
    • 性別
    • 知らない人どうし
  • ボードゲームは何に対して機能するか
    • コミュニケーションに
    • ボケの防止に
    • 教育に
  • ボードゲームがどれくらい機能するか
    • 知らない人と仲良くなるくらい?
      • どれくらいを測る指標がないため、よくわからない
  • ボードゲームがどのように機能するか
    • 記憶力の向上
    • 知らない人と仲良くなれる

思いついた印象から、だいたいに共通する概念を抽出する

「知らない」という単語がたくさん出てきていることに気付く。

「知らない」という単語が「人」にかかっている印象は多い。
しかし、「勉強の助けとなるとき」や「教育」という言葉をかみ砕くと、
「知らない」という単語は、「モノ・こと(知識や経験など)」にもかかっていると考えられる。

知らない人を知ろうとするときに、ボードゲームが機能する
知らないモノを知ろうとするときに、ボードゲームが機能する
知らないことを知ろうとするときに、ボードゲームが機能する

数字をエックスに置き換える数学のように、もう少し抽象化すると、

知らない何かを知ろうとするときに、ボードゲームが機能する

抽出した概念を思いついた印象に当てはめて、なじませる

先ほど抽出した概念を、他の思いついた印象にも当てはまるように、拡大したり変形したりしてみる。

  • 手持ち無沙汰なとき

この場合、「手持ち無沙汰」とはどんな状況かという疑問もあるが、
ざっくりいえば、暇だということだと考えられる。
暇とは、時間が余っていることだから、
ボードゲームがその時間を埋めることで、「ボードゲームが機能する」といえるかもしれない。

  • 同じ話題をするとき

これは、人とのコミュニケーションに関わる部分なので、「知らない人を知ろうとするとき」に当てはまりそう。
だが、そんなに毎回知りたいことがあるわけじゃない。
「知らない人を知るとき」という言葉が持つイメージが強すぎる気がする。

ここで、「埋める」という単語に「知らない何かを知ろうとする」という言葉が含まれていそうなことに気付いた。

経験の差を埋める <= 知らないことを知ろうとする
知識の差を埋める <= 知らないモノを知ろうとする
距離を埋める <= 知らない人を知ろうとする
時間を埋める <= ×

先ほどと同じように、もう少し抽象化すると、

何かを埋めるときに、ボードゲームが機能する

求めたい何かに近づいてきたが、言葉が持つイメージが大きすぎる気がした。

もう少し考えてみる。
すると、ボードゲームによって「何か」が完全に埋まるわけではないということに気付いた。

農業のボードゲームをしたからといって、稲刈りや開墾が実際にできるわけではない。
ドラゴンを倒すボードゲームをしたからといって、ドラゴンを実際に狩れるようになるわけではない。

実際ではない。

その要素を表現として付け足して、

何かを代わりのもので埋めるときに、ボードゲームが機能する

結構しっくりきた。

私はこう定義する

ボードゲームが機能する」とは、何かを代わりのもので埋めるときのことである。

この場合、「何か」に入るものによって、機能するボードゲームが変わる、といった関係性がある。

算数の差を授業以外の代わりのもので埋めたい場合は、ぴっぐてんやドミニオン
農業経験の差を実体験以外の代わりのもので埋めたい場合は、アグリコラ
人との距離を会話以外で埋める場合は、ディクシットやキャット&チョコレート。
※こういうときのチョイスで、ボードゲーム歴や遊んでいるジャンルの幅が問われる。。。

ここで1つ問題点があった。
今回、その代わりのものとしてボードゲームを挙げているが、
この定義の場合、代わりのものは、代わりになるのであればボードゲーム以外でも構わないということ。

この問題点については、一旦保留にしておく。
なぜなら、この定義で今の自分は、満足しているからである。

今後、定義が当てはまらなくなってきたら、また考えることにする。

まとめ

5日間で1つの記事を書こうと試み始めました。
そしたら、思いのほか、書きたいことがあって、まとめるのが大変になりました。

これからは、この定義を実際のできごとに当てはめて、
ボードゲームが機能する」ということに理解を深めていきたい。

ゆくゆくは、ボードゲームとは何か、というのを自分の言葉で定義できればいいなと思う。

たろいも

抽象化する思考とディープラーニング

ふとしたきっかけで、最近の人工知能について調べてみた。

その中で、以下の本を手に取り、その内容に衝撃を受けた。

この本の中で語られていた「ディープラーニング」の仕組みが、
自分の思考癖「抽象化する思考」そのものだったからだ。

今日は、それを書き留めてみる。

ディープラーニングとは?

詳しくは以下のサイトを見てもらうのが一番手っ取り早い。

stonewashersjournal.com

qiita.com

私の言葉で表すのであれば、
人工知能機械学習する上で画期的な手法であり、
ディープラーニングを使うことで、人工知能が概念を発見することができるようになる。

抽象化する思考

私の思考癖「抽象化する思考」は過去のブログでまとめたことがある。

抽象化する思考の方法論をアウトプットしてみる - むじゃき

私にとって抽象化というのは、
物事の類似・対比・因果から、物事から離れた「隠れた仕組み」を見つけ出すこと。

この「隠れた仕組み」というのが、ディープラーニングでいう「特徴表現」にあたると感じた。
また、その「隠れた仕組み」を発見するプロセスも、ディープラーニングのプロセスそのものだった。

まるで、自分の頭の中を覗き込むような、そんな印象を強烈に感じた。
冒頭の書籍を読んだ後、その衝撃に目がチカチカしたり、
挙動不審になったり、明らかな動作不良を感じ取れた。

仕組みの逆輸入

自分の思考プロセスがディープラーニングのプロセスに似ているのであれば、
ディープラーニングの手法や活用方法を、自分自身の取り扱いや活用に役立てるのではないか。

どういったプロセスで、抽象化されていくのか。
どういったプロセスで、学習していくのか。

知りたい。
ディープラーニングを知ることは、自分を知ることに繋がるかもしれない。
そう、直感した。

ブログ後記

私は想像を超えた衝撃を受けると、無意味に集中してしまうようだ。
どうしようもなく、人工知能ディープラーニングについて、知りたくなってしまう。

こんな感覚は、初めてではあったが、こうアウトプットしてみると、
ただ単に自分探しの1つとして考えているからなのかなと。

一番興味があるのは、自分の脳みその中身なのかもしれない。

以上、たろいもでした。

たまねぎの芯

最近、気になるCMが多い。

今回は、このiPhone6sのCM。

www.youtube.com

単なる宣伝かと思っていたけど、深読みしてみたら面白いことに気付いた。
それを今日はまとめてみる。

SNS爆発

CMに使われた「Onions」という動画は、単なるタマネギの調理動画である。
動画の広まり方は、妹から兄へ、兄から職場(学校)へ、そこからインターネットへ。
そこから異常な盛り上がりを続け、いろんな人から高評価を持ち合わせたまま、最終的に名誉な受賞をする。

途中、「iPhoneでは4K動画が簡単に取れるから! 目を覚ませ!」と教授が声を上げていた。
しかし、それは他の人の声にかき消された。

SNSは、多数派のためにあるツールだと感じた。

お金持ちの定理

CMの中で、映画館で「Onions」が放映されるシーンがあった。
そこでは、チケットを買ってまで見ていたのである。

最近、本屋では、「金持ちは仕組みで儲ける」というのがあったが、
まさにこのCMはそれの具体例なのかもしれない。

「Onions」という動画コンテンツ(仕組み)を多数の人に観てもらうことによって収益を得る。
モノ作りの仕組み、そのままだった。

始めるからきっかけが生まれる

どんなことでも、それを面白いと感じる人はいる。
iPhoneに4K動画が撮れる機能があるからといって、それを使って何かを作ってみなければ、何も始まらない。
どこにきっかけがあるかはわからない。
インターネットの先には、日本人だけでなく、世界中の人がいるわけで、きっかけはその人の数分だけある。
何もかも始めてみなければ、動き出さないのだ。

ブログ後記

英語版(グローバル)と日本語字幕版では、CMの内容に差異があった。

www.youtube.com ※英語(グローバル)版

そういえば、iPhoneのCMは人種差別などを考慮して、地域ごとに違う作りをしているという話を聞いたことがあった。

途中で日本語を話す人が、外人の中で出てくることで、親近感を持たせようとしているのかもしれない。

深読み、楽しい。

以上、たろいもでした。

ノートに書き記す

日頃から仕事でA4サイズのノートブックを使っている。
ふと、なぜ使っているのかをまとめてみる。

思考を見るため

考えているとよくあるのが、過程(論理)ばかりに気を取られて、
前提条件が抜けてしまったり、堂々巡りに陥っていることである。

前提条件が違えば、その考えは無駄になってしまったり、
堂々巡りに陥れば、時間だけが無駄になってしまう。

もともと物覚えが悪かったため、その無駄はより強く表れた。
どうすればいいのか。
ふと、手元にあったのは、1冊の小さなノート。
そうか、考えをまとめるときはノートに書けばいい、という考えにたどり着いた。

ノートに書き込んでいくことで、「思考」を形にできた。
そして、目に目る「思考」を俯瞰して見れたり、意外なつながりに気付いたりすることが多くなった。

抽象化する思考という自分の思考癖もここからきているのかもしれない。

頭のスペースを空けるため

思考を見える形にすると、考えが進むことが多かったが、ふと気づいたことがあった。

目の前に思考が形になっていくことで、同じことを考えなくて済み、頭に空っぽなスペースができるイメージが湧いた。
まるで、レールの上を走る電車のように、一直線に物事を深く考えられるようになった。

余計なことを考えなくて済む、そういった環境を整えるのにノートはとてもちょうどよかった。

自分を振り返るため

1つのノートを使いきるように、思考をどんどん書き込んでいくと、昔の思考はログとしてどんどん蓄積されていく。

そのログをときどき目を通してみると、今感じる自分の視点とまるで違う観点を感じることができる。
おそらく、その日の体調やそれまで見聞きしたものに思考が影響を受けていることがよくわかる。

ネガティブ思考なときは、おそらく体調が悪かったり、書き殴った思考のときは、いらだっていたりするのかもしれない。

まとめ

おそらく、ノートを使うという発想は、数学のノートから来ているのかもしれない。
数式の途中変形をノートに記述していくことは、まさに思考の見える化であった。

当時はその意義、意図についてちゃんとした考えを持っていなかったが、
ノートに思考を書き留めていくことで、今ではしっかりと理解できるようになった。

学校の勉強の真意って意外と奥が深いのかもしれない。

以上、たろいもでした。

継続は力なり

最近好きな言葉。
一寸先、パルプンテ
CMで最近耳によくする、語呂のいい言葉。

少し調べてみると、ドラクエの発売日が「1986年5月27日」だった。
明日で、30周年だ。

www.youtube.com

30周年ドラクエイベント

realdgame.jp

先日、竜王迷宮からの脱出に参加してきた。
結果は、「クリア」(全滅したとしても)

このイベントから、とてもドラクエを感じた。

街から街へと歩き、
ときにはモンスターと戦い、
ときにはモノを漁り、
ときには精霊の声を聴く。

クリアするまで、4時間ほどかかったが、
だれることなく、とても達成感のあるものだった。

イベントの顔ぶれ

竜王迷宮からの脱出に参加していて、ふと気付くことがあった。
それは、参加していた年齢層にかなりの幅があった。
小さな子供から大きな子供まで。
特に気になったのは、親子連れである。
リアル脱出ゲームとして、参加していた身としてはとても不思議に思えたが、
ドラクエというコンテンツの世代浸透を感じた。

30周年となれば、当時小学生の人は、30歳中盤。
子どもがいれば、おそらくドラクエに出会った当時の親と同い年くらいに成長しているだろう。

なにごとも続けていることには、意義がある

30周年となれば、当時小学生の人は、30歳中盤。
会社では、中堅と呼ばれ、早ければ政治家にもなれる。
ドラクエの楽しさを知った人が上司であったのならば、
CMと同じような会議が行われても、ダメだとは言わず、面白いと感じるのではないだろうか。

ゲームで1日会社を休みます、という有給休暇の取り方もすでにどこかで行われているのかもしれない。

ブログ後記

なお、私はドラクエシリーズを1つもやったことがない。

ブログも続けていることで、意義が生まれるかもしれない。

超ショートショート:潜る本

春なので、また新たな気持ちで始めてみようと思う。

原点に戻る

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

ぐだぐだと悩んだ結果、続けていたことにはきっと意味があったんだと思うことにした。
この本を書店で見かけたときに、特に何も考えずに手に取った。

ショートショート

昔に書いていたのは、ショートショートではないかもしれないけれど。
何かを書くことがまず、自分らしさなのでは、と。

本の内容は、ショートショートの書き方だったので、それを実践してみた。

タイトル:潜る本

 電車に乗ると、まるで洗面器に顔を付けるように、本に潜っている人がいる。
 カフェに入っても、コーヒーを片手に、本に潜っている人がいる。
 「潜る本」という人類の発明によってそんな非日常な光景が日常へとなりかわろうとしていた。
 潜る本は、とても簡単な仕組みだ。文字通り、人の顔を本に押し当てることで、まるで映画のようにその内容を体験することができる。どんなサスペンスもどんなラブロマンスもどんなファンタジーも主人公になったかのように味わうことができる。
 本が嫌いな人でも、読む必要がなくなるため、潜る本は画期的な発明だった。
 ただ、どんなに素晴らしい発明であっても、使い方を間違ってしまってはいけない。
 本に潜ったまま歩くのはとても危険なことだし、本に潜ったまま帰ってこない中毒患者もあとを絶たない。
 だから最近は、昔ながらの本を読む人も増えた。行き過ぎた発明は、時として古き良きを発見することにもなるようだ。

まとめ

ショートショートを書いていくことで、またブログを書く習慣をつけていきたい。

先週のむじゃき 20150824~20150830

気が抜けてしまっている。
頬を叩いて自分を奮い立たせなければ。

月曜日:先週のむじゃき 20150817~20150823

taroimo999.hatenablog.com

⇒習慣を作るのは難しいけど、習慣をなくすのはとても簡単。
ひとつひとつを大切に積み上げていこう。

火曜日:初めて作るボードゲームの原典について書いてみる

taroimo999.hatenablog.com

⇒原典を語るのは初心を思い出すために大切なことだということが、つい先日わかった。
私は何のためにゲームを作るのか。
私は何で楽しませたいのか。
それを明確にしていこう。

水曜日:ボードゲームプレイリスト「写真映えがいい」

taroimo999.hatenablog.com

⇒写真映えがいいゲームは探せばいろいろとある。
でも、ただ単純に色使いが鮮やかなだけではなく、
それがボードゲームであることがひと目でわかることが重要だと最近思う。

木曜日:類似:数学の証明とゲームデザイン

taroimo999.hatenablog.com

⇒数学の考え方は応用がとても効く。
それに気づいてからほとんどのことを一度数学に落とし込んで考えてみることもしてみたりしている。

金曜日:更新なし。。。

ぐぬぬ

土曜日:更新なし。。。

⇒外出。

日曜日:更新なし。。。

⇒むじゃき当日

先週のTwitterお気に入り

気付き

⇒私も生き方を学んでこなかった。
私が学んできたのは、自分の中のことばかりだった。

⇒いい類似。
本質を捉える言葉は、いつだってシンプル。

ボードゲーム

⇒重要。誰かに伝えるのはとにかく難しい。

⇒はげたかのえじきを目指すってデザイナーあるあるなのかしら?

再放送

⇒見逃した後篇を見なければ!!

未来

⇒ときはもう、2015年だ! 車が空を飛んでないぞ!

ブログ後記

だらけてしまっているのは事実。
少しの変化についていけない習慣を作ってしまっているのだなと思う。
もっとひとつのタスクに対して集中力を発揮して効率的にこなさなければ、
やりたいこともできなくなってしまう。

今に備えるだけでなく、将来にも備えよう。

以上、たろいもでした。