喪服を買った。それは単なる黒いスーツとは違った。
いろいろと言われ、思うところもあって。
喪服を購入した。
これが喪服として半年以内に使われるのかと思うと、少し心が締まるように痛くなる。
少し前に手に取って、読んだ本。
内容はもうあまり覚えてないけど、死に対する構え方、捉え方、準備の仕方、
その心の在り方の印象は、言葉では表せないけど、今でも覚えている。
確かに。テレビで見たとき、「痩せすぎにもほどがあるな」と思っていたが、
まさか癌だとは思わなかった。
死に対する身近さが足りなかったのだ。
今日、喪服を買った。
それは誰かの死に対して備える、ということ。
死を身近に感じた瞬間だった。
人間、生まれたら最後死ぬだけだ、そんな潔い言葉が割と好きだった。
どう生きても死ぬだけだから、どう生きてもいい。
だけど、この言葉は違う、と思った。
死は怖い。考えるだけで狂いそうになる。
本当に私は誰かの死に対して備えることができているのだろうか。
わからない。
どうすればいいのだろう。
もう一度読もうかな。
本の感想も書いていこう。どんどん色あせていくのが今はとても怖い。