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むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

GM2015春 ボザ氏インタビュー書き起こし

ボードゲーム ボードゲーム-世界の七不思議(7wonders)

先日行われたボードゲームデザイナー「アントワーヌ・ボザ」さんの
公開インタビューを適度にメモったので、アウトプットしてみます。

箇条書きゆえ、表現に差異があるかもしれませんが、
「アントワーヌ・ボザ」さんの想いが伝わればと思います。

インタビュー概要

日本に来るのは?

5回目くらい。
いつもは友達のところに遊びに来ている。
仕事では初。
といっても日本に来る言い訳に過ぎない。

日本のボードゲームで知っているデザイナー・ゲームは?

カナイセイジはもちろん知ってる。
世界的には小さいカードゲームが流行している。
その中でも日本のボードゲーム
今、ヨーロッパやアメリカでトレンドになっている。
今日のゲームマーケットでもいくつかのゲームを見たけど、
英語のインストがない、できないものが多くて残念だった。

7wonders製作秘話

きっかけは、私がボードゲームを遊ぶときにいつも7人集まっていたこと。
7人全員で遊ぶとなると、どうしてもパーティゲームになってしまう。
2つにわけるのもナンセンスだ。
なので、7人で遊べて少しだけストラテジックなものが欲しかった。
7人で短時間でストラテジック。

HANABI制作秘話

これはもともと2つのゲームだった。
イケバナとハナビ。
2つのゲームセットにしたかったけど、
パブリッシャーがどちらも似たようなゲームだから、OKを出さなかった。
そして、ゲームを考え直しているときに、
偶然にもカードを裏向きに持ってしまった。
そしたら、そのアイデアいいね!となった。

各国の賞を獲れた理由 (自己分析

HANABI

いろいろあって、ちょっと変わりすぎた作品
その斬新さが受けたのかもしれない。

7wonders

タイミングがよかった。
ボードゲーム業界が上昇傾向にあったとき
大人数で遊べて、ダウンタイムなし。
ダウンタイムがないのがとてもいいと思う。

ゲームのシステムで良いところ

7wonders

ダウンタイムなし。
パーティゲームではないし、待つのは誰も嫌いだから。

HANABI

非言語コミュニケーション。
どんな国でも遊ばれているけど、みんな楽しそう。
私自身、HANABIをするのはあまり好きじゃないけど、
HANABIを遊んでいるところを見るのは好き。

7wondersを超えるゲーム

7wondersの拡張をずっと3年くらい作っていたが、パブリッシャーがOKをいってくれない。
7wondersを作れ、とパブリッシャーがいってくる。
そんなとき、7Wondersを2人で遊んでいるという声を多く聞いた。
それを受けて、7wonders の二人用(DUEL)を作成している。
ちょっと遅れるかもしれないけど、秋エッセンには披露できると思う。

ボザ流ゲームの作り方

ヨーロッパのデザイナーはシステムを先に考えて、
これはどんなテーマを持たせればいいかという風に考える。
だけど、私はストーリーを先に考えて。
そのストーリーを伝えられるメカニズムを考えることが多い。
自分が考えるストーリーをゲームで語りたいから。

今回の滞在について

土曜から土曜までの1週間。

日本の好きなところ

現在と過去が織り交ざって、そのギャップが好き。
日本人が礼儀正しいので落ち着く。
自国に帰るとイライラする。
1年に1週間くらい日本に来て、
コーヒー飲んでブラブラ散歩してるだけで幸せ。
あと、ボードゲームもたくさんあるし。

日本で好きな食べ物

うどん。

日本で好きな場所

賀茂川
京都で川に桜があって、とても綺麗で印象的。

質問タイム

コンポーネントにこだわりはありますか?

多くの場合は、パブリッシャーが決める。
だけど、私はコンポーネントイラストレーターも決める。
ストーリーを語る上では重要。
いくつかの作品を出して、認められたからこそ、私のこだわりが通る。

DrShark制作秘話

ジグソーパズルをボードゲームにしたかった。
パブリッシャーは失敗したと思っているが、私はそんなことはないと思っている。

日本を好きになった理由

10代から南ヨーロッパが初めて日本アニメを輸入し始めた。
日本アニメや80年代ゲームで育った。
日本アニメやゲームが浸透している。

ゲームデザイナーのキャリア

もともとビデオゲームデザイナーを目指していた。
しかし、専門学校を卒業したとき、ビデオゲーム業界がフランスでは最悪な状態だった。
結果、就職はできなかった。
自分はストーリーを語りたかった。
自分は、絵が描けるわけでもプログラミングを組めるわけでもなかった。
そこでボードゲームと出会った。
これなら自分にも作れる、と思った。
このゲームマーケットのように同人を発表する場はフランスにはなく、
ボードゲームを作って会社に売り込みにいった。

日本をテーマにした7Wondersの拡張は?

わかりません!
だけど、いいアイデアだと思う。

色弱への配慮

パブリッシャーは意識していなかった。
最近、意識し始めた。
デザイナーも考え始めた。
徐々によくなってきている。
私の処女作「タケノコ」では意識されていない。
仕事ではなかったから。
だが、デザイナーには責任がある。
仕事である以上、考える必要がある。

世界観へ没入するためには?

7Wonders

これは私の中でも作り方が例外的。
必要性からきたもので、ストーリーありきのものではない。
7というテーマが先にあった。
建てるというイメージを大切にしている。

世界観没入のためにゲームではやっちゃいけないことをしている。
それは、勝敗があまり関係ないようにすること。
TOKAIDOがいい例だ。
これは道をたどるゲーム。
ご飯を食べたり景色を見たりして、プレイヤーに満足感を得てもらうことが重要。
ゲーム自体を遊んでいることが楽しいと思う。
協力ゲームについても同様。

以上、たろいもでした。