僕達は、彼の計劃した世界を生きる。
ピコンとスマホの通知がなった。
よくある、Twitterからのおすすめユーザー通知。
それをいつものように消そうとした。
ふと。
その名前には見覚えがあった。
伊藤 計劃 (Project Itoh)
伊藤 計劃とは?
若くして亡くなったSF作家。
発表作品はわずか2作。
虐殺器官とハーモニー。
屍者の帝国は、プロットと書き出しのみが残されていた。
出会い
20歳前後、小説家を曲がりなりにも目指していた私は、駅前の図書館をよく利用していた。
そこで、虐殺器官という本を目にした。
あまりにも衝撃的なタイトルが気になってはいたものの、
戦争ものがあまり苦手ではなかった私はタイトルと作者名だけを暗記して、
他の本を読んでいた。
その後である。
伊藤計劃が亡くなった、と雑誌の表紙で見かけたのは。
驚いた。あまりの驚きに声が出たほど。 そのあとすぐに虐殺器官を借りた。
虐殺器官
黒歴史ブログに読んだ記録が書いてあった。
怖いくらいに読み進んだのを今でも覚えている。
著者が亡くなったことが影響したのか、この本の怖さをまだ覚えている。
ハーモニー
遺作。
痛みへの憎しみ。
この一言で本の雰囲気を思い出すことができる。
屍者の帝国
未読。
伊藤計劃が構想、円城塔が書いた作品。
読むべきか悩む。
Project Itoh
ノイタミア映画第二弾
虐殺器官・ハーモニー・屍者の帝国の3部作。
なぜ、今なのかはわからない。
だが、期待している。
あのとき感じたものがどこまで表現されているのか。
絶対見にいこう。
ブログ後記
本当に見たいものしか見えない。
最近、リメイクが流行っているように感じる。
過去の自分と今の自分、どれだけ変わっているのだろうか。
新装版を買うとしよう。
以上、たろいもでした。