むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

第11回深大寺恋物語に応募してみた

タイトルを書いて気付く。
もしかして物凄く恥ずかしいアウトプットになるのではないだろうか。
恥ずかしいくらいで済むのであれば・・・いいが。

今回は深大寺恋物語というショートショート公募についてアウトプットする

深大寺恋物語とは?

novel.chofu.com

【募集内容】
関東有数の古刹である天台宗別格本山「深大寺」の発祥は、その名前の由来でもある「深沙大王」という神様にまつわる「縁結び」の物語に由来する、と伝えられています。「深大寺」という歴史あるお寺、その門前に位置する数多くの「そば屋」や「お土産屋」、そして「東京都立神代植物公園」をはじめとする、その界隈の「豊かな自然や花と緑」を盛り込んだラブストーリーを募集します!

きっかけ

ポエミー(笑)で厨二患いの私に奥さんから
「バスの中吊り広告で面白そうなものがあったから応募してみたら?」
聞いた話を検索すると、すぐにヒットした。
ふむ、と一考し、やってみたい気持ちになる。

今年の目標である「器用貧乏になる」の一環として物語を考え始めた。

選考委員の鋭さ

まず始めに募集要項を読み始めると、思わず笑ってしまった。
それは、選評委員の方が書いた「こんな小説はうんざりだ」という内容の文章だった。

以下、抜粋。

これから書いてみようという方々への、ひとつの提案ですが、たとえば次のような制約を課してみてはいかがでしょうか。
1、初恋の人を登場させない/登場させても良いが、三十年後に深大寺で偶然会わせたりしない。
2、恋人、あるいは伴侶を病気とか事故で死なせない/死なせても良いが、死んだあとでその人と面影が似た人と偶然出会ったりさせない。あるいは、その人が生前遺した手紙か何かを、三十年後に偶然見つけたりさせない。
3、「意地っ張りで男勝りで不器用なワタシ」と「天然なアイツ」の組み合わせを使わない/使っても良いが、この組み合わせは少女漫画で使い古されたパターンであり、よほど突出したものがないと評価は得られない、ということを認識する。
「偶然」 は、 なるべくなら使うのをやめましょう。 使う場合は、 それを小説の本筋とからめないことです。

恋愛モノはどうしても使い古されたテンプレートが目立つものが多いのは確かだ。
にしても、尖った募集要項である。

あらすじのような何か

募集要項を読み終え、普通な恋愛モノではいけない、何か奇抜なものにしようと考えていた。
ちょうどアンドロイドについていろいろと考えさせられる時期だったので、ならばとアンドロイドで恋愛要素を考えることにした。 いくつかの言葉を組み合わせて思いついたアイデアの中で、これはよさそうだと感じるものがあった。

「バーチャルな恋愛」

そこから発想して、以下のような関係性を思いついた。

自分の分身のような人工知能に恋を設計した研究員の男性。
その後、人工知能が恋に落ちた。
相手もまた人工知能で、開発者は女性。彼女もまた自分の分身のような人工知能を開発していた。
自分の分身である人工知能同士が恋に落ちたが、果たしてその開発者同士も恋に落ちるのだろうか。

そんなお話。

奇抜すぎるかどうかよりも、選評委員に世代的な問題でパソコンのイメージが伝わるかどうかが問題なような気がする。

書いてみて

ブログにショートショートを書くよりも楽しいことがわかった。
なぜだろうと考えてみると、それはたぶん明確な読者がいるからだと自分の中で結論が出た。
やはり書くからには明確な誰かに読んでもらいたいのだろう。

他のショートショート公募や小説公募にも応募してみよう。

ブログ後記

ポエミー(笑)やら厨二病やらといった恥ずかしい私の思考構造は、
もうこの歳までになると考え方を改めることをやめ、
もういっそ前面に押し出していこうかとさえ思う。

黒歴史だって全部が黒かったらわからないじゃないか!
なんて。

以上、たろいもでした。