たまねぎの芯
最近、気になるCMが多い。
今回は、このiPhone6sのCM。
単なる宣伝かと思っていたけど、深読みしてみたら面白いことに気付いた。
それを今日はまとめてみる。
SNS爆発
CMに使われた「Onions」という動画は、単なるタマネギの調理動画である。
動画の広まり方は、妹から兄へ、兄から職場(学校)へ、そこからインターネットへ。
そこから異常な盛り上がりを続け、いろんな人から高評価を持ち合わせたまま、最終的に名誉な受賞をする。
途中、「iPhoneでは4K動画が簡単に取れるから! 目を覚ませ!」と教授が声を上げていた。
しかし、それは他の人の声にかき消された。
SNSは、多数派のためにあるツールだと感じた。
お金持ちの定理
CMの中で、映画館で「Onions」が放映されるシーンがあった。
そこでは、チケットを買ってまで見ていたのである。
最近、本屋では、「金持ちは仕組みで儲ける」というのがあったが、
まさにこのCMはそれの具体例なのかもしれない。
「Onions」という動画コンテンツ(仕組み)を多数の人に観てもらうことによって収益を得る。
モノ作りの仕組み、そのままだった。
始めるからきっかけが生まれる
どんなことでも、それを面白いと感じる人はいる。
iPhoneに4K動画が撮れる機能があるからといって、それを使って何かを作ってみなければ、何も始まらない。
どこにきっかけがあるかはわからない。
インターネットの先には、日本人だけでなく、世界中の人がいるわけで、きっかけはその人の数分だけある。
何もかも始めてみなければ、動き出さないのだ。
ブログ後記
英語版(グローバル)と日本語字幕版では、CMの内容に差異があった。
www.youtube.com ※英語(グローバル)版
そういえば、iPhoneのCMは人種差別などを考慮して、地域ごとに違う作りをしているという話を聞いたことがあった。
途中で日本語を話す人が、外人の中で出てくることで、親近感を持たせようとしているのかもしれない。
深読み、楽しい。
以上、たろいもでした。