むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

Office 365 サービス同士の連携について図解してみる

唐突ですが、自分の仕事に関することをアウトプットします。

エビデンスとなるサイトを探してみたのですが、あまり見当たらず、
個人的な経験による部分が多くなりました。
また、画面ショットなどによる補足できていません。

そのため、個人的な検証結果、考えのレベルの話ですので、参考程度に考えていただき、実際の動きはきちんと検証していただいた方が良いです。

Office 365 サービス関係図

f:id:taroimo999:20170912101738p:plain 今回は、主にユーザー情報連携とOffice 365 Group・Microsoft Teams の関係について図解しています。

Office 365 とは?

licensecounter.jp

昨今ビジネスに必要なツールをひとつにまとめたMicrosoft のサービス。

SaaS製品であるため、裏側の動きがブラックボックスすぎるものの、
Microsoft製品オンプレ版経験者から見れば、仕様がそのまま残っていたり、データベースの持ち方は変わっていなかったりします。

ですので、クラウドサービスだからといって、オンプレ版の製品を触っておいた方が良いのではないか、というのが最近の考えです。

Microsoft Teamsとは?

Microsoft Teams - グループ チャット ソフトウェア

チャットベースの統合コミュニケーションツールです。

ざっくりいえば、Microsoft 版 Slackです。

それぞれの詳細

基本的には、Office 365 Admin Center (管理センター)で作成するユーザー情報を元に各サービスを利用・認証を行ったりしています。

Office 365 Admin Center >> Office 365 Group

Office 365 Admin Centerでは、ユーザーやOffice 365 Groupを作成できます。
Office 365 Group (Office 365 Groups) は、ざっくりいえば、最近いろんなサービスで使われるようになってきた、ユーザーの管理単位です。

Office 365 Admin Center >> Microsoft Teams

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、Microsoft Teams で使用できます。

Office 365 Admin Centerの裏側では、Azure AD の ディレクトリが用意されています。
逆を言えば、ディレクトリ単位で、Office 365 Admin Centerの画面が用意されているともいえます。

Office 365 Admin Center >> SharePoint Online

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。

しかし、Office 365 Admin Centerと、SharePoint Onlineでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。
support.office.com

Office 365 Admin Center >> Yammer

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。

しかし、同様にOffice 365 Admin Centerと、Yammerでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。

最近は、YammerでOffice 365 グループが使えるようになり始めているようですので、ユーザー情報の連携方式が変わってきている可能性があります。
blogs.technet.microsoft.com

Skype for Business >> Exchange Online

Skype for Business の会話履歴(チャットログ)は、Exchange Online の個人用メールボックスに格納されます。

Exchange Online の個人用メールボックス容量をサイジング(予測)するときは、Skype for Business があるかどうかというのも考慮する必要があります。

Office 365 Group >> Exchage Online

Office 365 Group を作成すると、Exchange Online 上に対応したメールボックスが自動的に作成されます。

support.office.com

Office 365 Group >> SharePoint Online

Office 365 Group を作成すると、SharePoint Online 上に対応したサイトコレクションが自動的に作成されます。
さらに、その自動作成されたサイトコレクションは、SharePoint 管理センター上には表示されません。。。
PowerShellで取得もできないように感じています。

support.office.com

Microsoft Teams >> Office 365 Group

Microsoft Teams から Office 365 Group を作成することができます。

つまり・・・Exchange Online にメールボックスSharePoint Online にサイトコレクションが自動的に作成される仕組みが動き出します。

Microsoft Teams >> Exchange Online

Microsoft Teams は、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくExchange Online上のメールボックスに会話履歴 (チャットログ) が保存されます。

Microsoft Teams >> SharePoint Online

Microsoft Teams 上では、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくSharePoint Online上のサイトコレクションにあるドキュメントライブラリなどを同画面で参照できるようになります。

Microsoft Teams >> OneDrive for Business

Microsoft Teams 上では、個人間のチャットを行った場合、送信者のOne Drive for Business 上に送受信したファイルが保存されます。 ※送信者かどうかは、あまり自信がありません。。。

Exchange Online >> OneDrive for Business

Exchange Online 上で、メールに添付されたファイルを保存する場合、メールを受信したユーザーのOneDrive for Business に保存されます。 (メール送信時もかどうかは、検証していないかもしれません)

SharePoint Online >> Delve

SharePoint Online 上に保存されているユーザー情報は、Delveにも連携されます。

しかし、その更新には、最大24時間かかる可能性があります。
そのため、Office 365 Admin CenterからDelveへのユーザー情報の連携は、最大48時間かかる可能性があります。

まとめ

サービス同士が密に連携しあうことが、Microsoft製品の強み、だと個人的には考えています。
ですが、その分、いつどこで何が起こるのかが明示されず、各製品のバラバラな情報を元に推測するしかありません。
そこがとてもとっつきにくいですが、うまく使えばちゃんと動いてくれます。

最近は、Microsoft Flow やMicrosoft PowerAppsなどによって、個人レベルでもサービス連携を行うことができるようになってきました。

そのうち、Excelで便利なマクロを組むレベルで、サービス間連携をさせていくことがありえると考えています。

聞いた話ですが、Twitterの情報を取得し、それをAIで良い情報か悪い情報かを判断させ、特定のメールボックスに仕分ける、みたいな動きも現時点で実現可能らしいです。

qiita.com

仕組み作り好きとしては、いろんなサービス間連携を試していきたいですね。

以上、たろいもでした。