数独を解くARアプリってヤバい、と思っていた
ふと、次のニュースを見ていて、危機感というか焦燥感というか、よくわからない焦りみたいなものに襲われました。
これは思っている以上にヤバい、と。
そんな感想メモを見返して、なぜ?と感じたので、今日はそれをアウトプットしてみます。
ニュースの概要
抜粋
ARと数独を組み合わせたこのアプリ、何ができると思いますか。
そうです、数独を解いてくれるんです。
しかもなぜか空欄が全く埋められていない状態の数独のみ解いてくれるという、一般数独プレイヤーからすると「それは誰得」設定となっています。
Just submitted our 1st #madewitharkit app for iOS11! @magicsudokuapp solves Sudokus using #CoreML, #Vision & #ARKit. https://t.co/UxFpA4fMHT pic.twitter.com/PFeXfHdwmQ
— Brad Dwyer (@braddwyer) 2017年9月19日
一言で言えば、
iPhone アプリで、カメラを通して数独を解くアプリが開発されたようです。
何がヤバいの?
驚きをそのまま書き出してみます。
数独をカメラから読み込み、AIが解く。
そんな仕組みなのか、凄い。
ってことは、カメラから取り込んだすべてをAIが読み解けるってこと?
え、リアル脱出ゲームとかで、スマホ禁止にしないといけないのでは。
あれ、待てよ、パズルが自力で解けるようになったら、いろいろとヤバいのでは!?
以上です。
感情をざっくり分析してみると、2つの点で驚いているようでした。
・・・はて。
これってヤバいことなのでしょうか?
調べてみる
数独をカメラから読み込むこと
紙、ホワイトボードなどを読み込み認識する技術は、もうすでにありました。
その技術を使ったアプリもいくつかありました。
数独をAIが解くこと
数独を解くアルゴリズム(計算方法)は、もうすでにありました。
組み合わせの妙
つまり、ヤバいと思ったあのアプリは、すでにある技術をうまく組み合わせた形だったのでした。
騙された!というわけではありませんが、発想が上手いなと思いました。
「技術」ひとつだけでは何のためにあるかはわかりません。
しかし、組み合わせて使うことで、したいこと(目的・夢)を叶えることができるかもしれません。
これが、「技術」の本質的な使い方なのかもしれません。
まとめ
光学文字認識や数独を解くアルゴリズムについて知っていれば、そんなに驚くことではなかったかもしれません。
ですが、その見せ方やタイミングによって、既存のものであっても、人に驚きを与えることができます。
この考えは、ITだけでなくボードゲーム製作にも生かせそうです。
また、今後、「カメラで撮るだけで何かできる(AR)」という仕組みは、いろんなところで活躍する気がしてきました。
そうですね、
カメラで撮るだけでカラダの不調に気付くとか、
カメラで撮るだけでファッションチェックしてくれるとか、
カメラで撮るだけで宅配便が届くとか。
もう既にありそうな気もしてきました。
子どもの頃あこがれた未来が、本当にすぐそこですね。
以上、たろいもでした。