むじゃき

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パンデミック・サバイバル攻略メモ 役職(個別)編

では、昨日に引き続きパンデミック・サバイバルの攻略メモをアウトプットしていきます。

結構書きたい、書いておきたいことが多かったので、役職編を(個別)と(組み合わせ)でメモを分割することにしました。

役職の分類

役職は、基本セットと第一拡張合わせて13個あります。
それらを個人的観点から、大きく5つのジャンルに分類しました。

  • 病原体コントロール専門
    ⇒病原体を治療や取り除くことを得意とする役職たち
  • 都市カードコントロール専門
    ⇒都市カードの受け渡しや収集を得意とする役職たち
  • 移動専門
    ⇒プレイヤーを移動させる、移動しやすくするのを得意とする役職たち
  • 治療薬開発専門
    ⇒都市カードの枚数を少なくして治療薬の早期開発を得意とする役職たち
  • その他
    ⇒今回の練習で諸事情によりやり込んでいないため、未分類な役職たち

なお、役職の能力条文は、パンデミックAndroidアプリで使われている表記を引用しました。

play.google.com

病原体コントロール専門

衛生兵

衛生兵は、感染者の治療のアクションを実行するとき、病原体1個ではなく、その都市にある同じ色の病原体すべてを取り除くことができます。
その病原体の治療薬が開発済みの場合、自分の移動先に都市にあるその色の病原体すべてを自動的に取り除きます。これはアクションを消費しません。
この衛生兵の自動的に病原体を取り除く能力は、他のプレイヤーのターン中でも、通信指令員や空輸で移動させられた時点で自動的に解決されます。
また、衛生兵は自分がいる場所に、治療薬開発済みの病原体が置かれること (及びその病原体のアウトブレイク)を防ぎます。

最強にして、神。ゆえにパンデミック・サバイバルではあまり使われない役職。

誰もが渇望してやまない、大人気役職の衛生兵です。
この役職がなければ、パンデミック英雄級はクリア不可ではないか、と思う人も多いと思います。
個人的には、衛生兵を使わなくても3人プレイまでならクリア可能でした。

正直、自動的に病原体を取り除く能力は強すぎるため、「ワクチンの急速展開」のような能力を持ってくれた方が良かったのではないか、と個人的には思っています。

強すぎるがゆえに、殺意ある都市カードの山札でない限り、あまりパンデミック・サバイバルでは出てこなさそうです。

検疫官

検疫官は、自分がいる都市と、その都市に線でつながった隣接するすべての都市に病原体が置かれることと、アウトブレイクを防ぎます。ゲームのセットアップ中に配置される病原体には効果がありません。

治療さえ必要としない、第二の衛生兵な役職。

一見、ボードに対して何も影響を与えないように見えるため、強さが想像しにくいところがあります。
しかし、実際使ってみると、その強さに驚きます。
ただ単に危ない地域にいるだけで、病原体の根絶と同じ効果をもたらしてくれる、そう考えると、強さが伝わるかもしれません。
なお、強さを実感するためには、エピデミックで戻された病原体カードをきちんと覚えておく必要があります。
また、既に存在する病原体はきちんと治療することも重要です。

防疫の専門家

防疫の専門家が都市に行ったとき、そこに同じ色の病原体が2個以上ある場合、その中の1個を取り除きます。2個以上ある病原体が2種類以上ある場合、それぞれ1個ずつ取り除きます。 この能力は他のプレイヤーに移動させられた時(通信指令員、空輸、特命など)も実行可能です。

移動し続けることが強さであり、足元が疎かな役職。

移動するだけで、病原体が取り除かれていきます。この効果は、治療ではありません。
猛毒株チャレンジではこの違いが重要となってきます。

自動的に病原体が取り除かれる能力は、確かに心強いですが、問題は防疫の専門家自体の治療では、通常と同じで病原体を1個しかとれません。
また、防疫の専門家の移動始めになる都市は、能力では取り除かれないため、きちんと治療する必要があります。
密集した地域にある病原体には対応できますが、転々とした地域にある病原体では逆に能力を生かしきれないこともあります。

ゼネラリスト

ゼネラリストは、各ターンにアクションを5つ実行できます。

万能ゆえに難しい、芸達者な役職。

基本的に何をしても良く、最適なプレイをし続けるのが難しいです。
最適そうなプレイを強いて挙げるのであれば、転々とした地域での治療だと考えています。
なお、密集した地域での治療も得意だと考えています。

5アクションあれば、隣接する3都市の病原体を治療することができます。(密集した地域)
5アクションあれば、2つの都市を飛ばして存在する病原体を治療することができます。(転々とした地域)
※どちらも病原体が存在する都市からスタートすること

さらに、アクション数の多さから移動距離が多くなるため、通常では生きづらい地域に調査基地を作らせても良いですし、他のプレイヤーと落ち合うのも意外と簡単にできます。

もしかしたら、他のプレイヤーができないことを担当するのが良いかもしれません。
悩ましい。

都市カードコントロール専門

研究者

研究員は、1アクションを使って、自分の手札の都市カード1枚を、同じ都市にいる他のプレイヤーへ渡す際、自分がいる都市以外の都市カードを渡すことができます。このカードの受け渡しは、自分の手札から他のプレイヤーへ渡す場合だけですが、自分のターンでも、相手のプレイヤーのターンでも実行できます。

先手最強だが、そんなうまい話はない役職。

1ターン目、他のプレイヤーがアトランタに集まっているときに最大の強さを発揮しますが、それ以外であればあまり強い印象はありません。
色んな都市カードを渡すことができるため、手札が枯渇気味となり、緊急時に移動ができない、という時も多々あります。
渡す都市カードはきちんと見極める必要があります。

標本管理者

標本管理者の手札の上限枚数は8枚です。
各ターンに1度、1アクションを使用して、プレイヤーカードの捨て札から自分がいる都市と同じ都市のカ> ードを引いて、自分の手札に加えることができます。
どのプレイヤーも、捨て札が必要なアクションを実行したときや、手札の上限枚数を超えている時しか自分の手札を捨て札にできないことに注意してください。

能力を使うことよりも、8枚上限であることの方が強い役職。

通信指令兵ほどではないですが、やり込みが問われる役職です。

<小ネタ一例その1>
1. 調査基地を作る
2. 標本管理者の能力で都市カードを回収する
次のターン、基地間移動で移動してもらい、プレイヤーカードを受け渡す

<小ネタ一例その2>
1. 直行便で飛ぶ
2. 標本管理者の能力で都市カードを回収する
3. 調査基地を作る

<小ネタ一例その3>
* 他のプレイヤーが調査基地を作るために捨てられた都市カードを回収する
* 直行便やチャーター便などで捨てられた都市カードを回収する

などなど、調査基地を作ったり、疑似的な受け渡しを行うことができます。

しかし、標本管理者が都市カードを拾ってくれるから、捨てても安心! と思っていると、1ターンに1枚しか回収できないことで、都市カードの回収が間に合わないという状況になったりします。
正直、2枚以上拾って治療薬を作るプランは、現地調査員の能力より弱い行動になりがちで、あまりオススメできません。
一番強い能力の使い方は、他のプレイヤーが調査基地を作ったところで、その都市カードを回収しつつ治療薬を開発すること流れだと考えています。

疫学者

疫学者は、自分のターン中のみ、各ターンに1度だけ、同じ都市にいる他のプレイヤー1人から、都市カード1枚を受け取ることができます。これはアクションを使いません。

おそらく、パンデミック・サバイバル最弱の役職。

いくつかの組み合わせで、疫学者を使ってみましたが、どれも良い結果にはなりませんでした。
能力を利用するためには、どこかで他のプレイヤーと落ち合う必要があります。
しかし、落ち合うためには、何かを犠牲にしなければならず、それを他のプレイヤーの役職で補うことができるかどうかが鍵となります。

確かにアクションを使わずに都市カードを受け取る能力は、想像上強そうですが、おそらくこれは3~4人プレイを想定した役職ではないか、というのが今のところの印象です。

移動専門

作戦エキスパート

作戦エキスパートは、1アクションを使って以下のいずれかを実行できます:
* 自分のいる都市に、手札のカードを捨て札にせずに、調査基地を設置します。
* 各ターンに一度、自分が調査基地にいるときいずれかの都市カード1枚を捨て札にすることで、好きな都市に移動します。
通信指令員は、作戦エキスパートを移動させる際に、作戦エキスパートの特殊能力による移動を使うことはできません。

調査基地をたくさん作り、セーフティースタイルを確立しやすい役職。

調査基地を作ることで、他のプレイヤーを移動しやすくさせ、病原体の治療が間に合いやすくなります。
これは、セーフティースタイルであればとても心強い能力です。
また、余った都市カードで、好きな都市に移動できる点も無駄がないです。

欠点といえば、能力を使用しすぎると手持ちの都市カードが枯渇することです。
また、調査基地が多くなると選択肢が多くなり、制限時間75秒で考え終わるかどうかも難しいところです。

通信指令員

通信指令員は、1アクションを使って以下のいずれかを実行できます:
* いずれかのプレイヤーを、プレイヤーのいる他の都市へ移動する
* いずれかのプレイヤーを、今自分がいる都市へ移動する
仲間のプレイヤーを自分のように移動させるときに、直行便やチャーター便で移動する場合は、通信指令員の手札から都市カードを捨て札にします。チャーター便の場合は、移動するプレイヤーがいる都市のカードを捨て札にします。
通信指令員は、他のプレイヤーの移動のみが可能で、他のプレイヤーに他のアクション(感染者の治療)を実行させることはできません。

すべての役職の中で、おそらくもっともやり込みが問われる役職。

他人を移動させる能力とその条件については、きっちりとした理解が必要です。
小ネタもいくつかあります。

<小ネタ一例>
1. 他のプレイヤーを通信指令兵のカードで直行便移動
2. 直行便移動したプレイヤーに通信指令兵の能力で移動
3. 通信指令兵が車での移動
4. 通信指令兵が治療

他のプレイヤーを移動させつつ、通信指令兵が治療を行うことができたりします。
予選では、神の一手(まるで今後の展開を知っているかのような移動)を用いたこともありました。

自分が動くのか他人を動かすのか、制限時間75秒で考えるには多すぎる選択肢に辟易します。。
後から考えれば、こうすれば良かったというのが多く見つかるため、やり込みが深く、日本選手権直前の練習では、ほぼすべてで通信指令員入りで猛毒株チャレンジをしていました。

治療薬開発専門

科学者

科学者は、同じ色の都市カード4枚 (5枚ではなく)を捨て札にすることで、その色の病原体の治療薬を開発できます。

単純明快ゆえにとても強力な役職。

どんなカードゲームでもそうですが、テキストの短い能力は、強い能力である可能性が高いです。
科学者はそんなカードゲームあるあるのひとつです。
プレイヤーカード4枚で済む、というのは裏を返せば、余分なプレイヤーカードを3枚持てるということです。
つまり、盤面さえ整っていれば、科学者は2ターン連続で治療薬を作成できる可能性があります。
しかし、その分、研究所から離れることが難しく、病原体の治療が困難になるため、スプリントスタイル向きの役職とも言えます。

現地調査員

現地調査員は、各ターンに1度、1アクションを使って、自分がいる都市にある病原体1個を、脇に置くことができます。脇に置いた同じ色の病原体コマ3個をサプライに戻すことで、自分がその色の治療薬を開発する際に使用する都市カードのうち2枚分の代わりにすることができます。
現地調査員は、自分が脇に置いた病原体をいつでもサプライに戻すことができます。

弱そうに見えつつも、使い方次第で科学者以上の強力になる役職です。

正直、初見では弱い能力だと思っていました。
治療薬開発専門はスプリントスタイル向きであるため、治療薬をいち早く開発することが急務となります。
そのため、病原体が3個必要という条件は治療薬の開発を遅らせることになります。
また、治療薬の完成が遅くなることでプレイヤーカードを引き過ぎてしまい、都市カードの揃った部分をキープするためにまだ治療薬を開発していない都市カードを捨てざる負えない場面が多かったです。

ですが、現地調査員には、2つの強さがあります。

病原体はいつでも戻しても良い

現地調査員の能力で取った病原体は、いつでもサプライに戻しても良い、というルールがあります。
そのため、別に治療薬の開発を狙っていない都市の病原体を取ったところで、問題がありません。
それは、病原体の治療と何ら変わりないからです。
そのため、とりあえずの病原体確保もしやすく、治療を行うことに消極的ではありません。
(今、思えば現地調査員という名前通りですね)

都市カード3枚 + 病原体3個を守る必要はない

現地調査員は、病原体3個を都市カード2枚の代わりにすることができる能力です。
つまり、5枚での治療薬の開発もできます、当たり前ですが。
わりと能力を使うことに縛られてしまい、5枚での治療薬完成を忘れてしまうことがあります。
作成途中で特定のプレイヤーカードの4枚目を引いてしまった場合は、サンプルの取得対象を切り替えたり、受け渡しできるかどうかを考えてみると良いかもしれません。

その他

トラブルシューター

パンデミックサバイバルでは、病原体カードの山札が同じであるため、能力の関係から出てこないであろう役職のため、やり込まず。

危機管理官

パンデミックサバイバルでは、ジャッジの負担が大変そうといった個人的観点から、出てこないであろう役職のため、やり込まず。

以上、たろいもでした。