デッキ構築型ゲームはここが面白いかも、ふと思う
デッキ構築型ゲームシステムについて、ふと思いました。
ふと思う
— たろいも (@taroimo999) 2017年11月14日
デッキ構築ゲームって、デッキじゃなくても良いかも。こう、袋の中にタイル入れてデッキにする感じ。ポンコツ忍者の秘密道具、みたいな?
いろいろな可能性がありそうだなと思いつつ、デッキ構築型ゲームの根本的な面白さとはなんだろうか、と感じ、今回はそれをアウトプットします。
デッキ構築型ゲームとは?
トレーディングカードゲームで使われるようなデッキ(山札)を途中途中にカードを追加していくことで、デッキを強くしていくゲームシステムです。
代表的なボードゲームとしては、ドミニオンやサンダーストーンなどがあります。
ひとことで言えば、
山札育成ゲームです。
デッキ構築型ゲームのここが面白い
個人的に考えてみて、3点ありました。
できることがどんどん増える
山札には、最初とても弱いカードしかありません。
まるで、小さな領土を持つかのように。
まるで、冒険に旅立つレベル1勇者のように。
しかし、ゲームを進めていくうえで、より強いカードを手に入れる (購入する)ことができます。
より優れた道具、お金などなど、どんどん山札が強くなっていき、自分のしたいことができるようになっていきます。
また、山札が物理的にも分厚くなっていきますので、
「あんなに薄かった山札が今ではこんなに厚くなりました!」
と、謎の充実感を得られることがあります。
ひとことで言えば、
触ってわかる拡大再生産なところです。
カードは全部同じもの
トレーディングカードゲームと違うのは、ゲームシステムだけではありません。
それは、遊び方が異なることから来る「カードの所有者」という概念の有無です。
トレーディングカードゲームでは、自分たちで用意した山札を使って戦います。
そのため、自分の山札にあるカードは自分のカード、相手の山札にあるカードは相手のカードです。
勝手に相手のカードをもらって山札に含める、という行為は相手のカードを盗む行為になりかねません。
ですが、デッキ構築型ゲームは、全員で1つのカードゲームを遊びます。
すべてのカードはカードゲームの所有者のものです。
つまり、カードゲームを遊んでいる最中に相手の山札にあるカードを自分の山札に含んでも問題がありません。
具体的にはどういうことか。
自分の手札を右隣りの人に渡しても良いのです。
自分の山札の上から7枚を相手の山札の上から7枚と交換しても良いのです。
相手の山札の上から2枚をめくり、自分の山札に含めても良いのです。
こういった効果は、トレーディングカードゲームでは再現が難しいです。
ひとことで言えば、
山札、カードを交換しても良いところです。
カードをシャッフルして山札を作る
デッキ構築型ゲームは、同じカードを使って、山札を育成していきます。
そのため、ゲーム展開が似通ってしまうのではないか、と思われるかもしれません。
しかし、カードをシャッフルして山札を作ることによって、プレイヤーの優劣がつきます。
どんなに早く強いカードを手に入れたとしても、できた山札の一番下にあったら強さが薄らいでしまいます。
どんなに遅く強いカードを手に入れたとしても、できた山札の一番上にあったら強さが引き立ちます。
強いカードをいつでも強く使えれば良いのですが、できた山札によって、元々の計画を崩されます。
そして、どのようなカードが山札に残っているのか、それを計算しながら、計画を練り直していきます。
ひとことで言えば、
できた山札との折り合いを調整するところです。
まとめ
面白いところをこうやって書き出してみると、カードゲームならではの体験かと考えていましたが、どうやらそれは勘違いのようでした。
山札とカード。
袋とタイル。
筒と棒。
デッキ構築ゲームは、まとめるモノとまとめる単位を何にするかによって、いろんな構築体験が得られるのではないかと考えています。
筒と宝石で作る、万華鏡作成体験ボードゲームとか面白そうですね。
(宝石で宝石を買ったり、筒の中にある不純物を取り除いたり、芸術点で競う的な)
以上、たろいもでした。