道具を使う・使われる、ふと思う
最近、この人は道具を使う人だ・道具に使われる人だ、と勝手に脳内判定することがあります。
はて、道具を使う・使われるってどういう状態なのでしょうか?
そんな「ふと思う」ことをアウトプットしてみます。
なお、ここでいう、道具というのは、一般的な道具のほかに、他人や自分自身の体、脳みそを含みます。
道具を使うこと、とは?
いくつか具体例を挙げてみます。
・ 高いところにあるバナナをとるために、棒を使う
・ 雨を避けるために、バスを使う
・ ブログを書くために、キーボードを使う
そして、それらをまとめて、抽象化してみます。
「とある目的を達成するための手段の1つ」と、捉えることができそうです。
道具に使う・使われるを図に書いてみた
たろいもフォントで読みづらいかもしれません。
使う・使われるの関係性は、能動・受動の関係性であるから、こんな図が成り立ちそうです。
書いていく中で、明確とする必要があったのは、「主語」です。
誰が道具を使うのか、誰の目的のためなのか。
仮に目的を達成する人を、「私」と表現します。
目的発信からの手段であれば、
「私の目的のために、私が道具を使う」と表現できます。
能動・受動の関係性から逆をとり、手段発信からの目的であれば、「私の目的のために、私が道具に使われる」と表現でき、これを言い換えると、「道具の目的のために、道具が私を使う」と表現できます。
すると、完全に主導権が入れ替わります。
道具の目的のまま、手段として私が使われます。
こんな状況になったら、思わず、私ならこう考得ると思います。
なぜ、私はこんなことをしているのか。
手段に対して、疑問を感じずにはいられません。
道具に使う・使われる、とは?
書いた図とその考察から、練り上げると、以下のようになりました。
■道具を使う
自分が設定した目的で、自分自身が動く状態です。
■道具に使われる
自分が設定した目的ではなく、道具が設定した目的で、自分自身が動かされている状態です。
そして、この違いに気付くためには、以下の設問が有効です。
「なぜ、私はこんなことをしているのか」
まとめ
書き上げてしまえば、とても当たり前なことかもしれません。
ですが、目的と手段はとても表裏一体な関係性であるため、いつのまにか「道具に使われる」状態になってしまいそうです。
ひとつひとつ物事を考え、言葉を当てはめていくこの作業が、「道具を使う」状態であることを真に望んでいます。
目的設定って、思っているより、とても難しいことですね。
以上、たろいもでした。