むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

ノートに書き記す

日頃から仕事でA4サイズのノートブックを使っている。
ふと、なぜ使っているのかをまとめてみる。

思考を見るため

考えているとよくあるのが、過程(論理)ばかりに気を取られて、
前提条件が抜けてしまったり、堂々巡りに陥っていることである。

前提条件が違えば、その考えは無駄になってしまったり、
堂々巡りに陥れば、時間だけが無駄になってしまう。

もともと物覚えが悪かったため、その無駄はより強く表れた。
どうすればいいのか。
ふと、手元にあったのは、1冊の小さなノート。
そうか、考えをまとめるときはノートに書けばいい、という考えにたどり着いた。

ノートに書き込んでいくことで、「思考」を形にできた。
そして、目に目る「思考」を俯瞰して見れたり、意外なつながりに気付いたりすることが多くなった。

抽象化する思考という自分の思考癖もここからきているのかもしれない。

頭のスペースを空けるため

思考を見える形にすると、考えが進むことが多かったが、ふと気づいたことがあった。

目の前に思考が形になっていくことで、同じことを考えなくて済み、頭に空っぽなスペースができるイメージが湧いた。
まるで、レールの上を走る電車のように、一直線に物事を深く考えられるようになった。

余計なことを考えなくて済む、そういった環境を整えるのにノートはとてもちょうどよかった。

自分を振り返るため

1つのノートを使いきるように、思考をどんどん書き込んでいくと、昔の思考はログとしてどんどん蓄積されていく。

そのログをときどき目を通してみると、今感じる自分の視点とまるで違う観点を感じることができる。
おそらく、その日の体調やそれまで見聞きしたものに思考が影響を受けていることがよくわかる。

ネガティブ思考なときは、おそらく体調が悪かったり、書き殴った思考のときは、いらだっていたりするのかもしれない。

まとめ

おそらく、ノートを使うという発想は、数学のノートから来ているのかもしれない。
数式の途中変形をノートに記述していくことは、まさに思考の見える化であった。

当時はその意義、意図についてちゃんとした考えを持っていなかったが、
ノートに思考を書き留めていくことで、今ではしっかりと理解できるようになった。

学校の勉強の真意って意外と奥が深いのかもしれない。

以上、たろいもでした。