むじゃき

なんでもかんでもアウトプット 一日一新 抽象化する思考

B8k003:屋上のテロリスト

Book、ちょっとひねって、B8k

それは、本の紹介のような小話。

今回は、屋上のテロリスト

屋上のテロリスト (光文社文庫)

屋上のテロリスト (光文社文庫)

B8kの方向性

本を読むことは自分を変化させること、と考えています。

なぜなら、本を読むことは他人を確認し、その他人の考えを受け入れようとする行動だからです。

今回も本を読んで、また自分が変化したようです。

では、具体的にどう変化したのかを書いていきます。

この本に出会う前

taroimo999.hatenablog.com

物語を体験する、という点において、文庫本がお金のコストパフォーマンスに優れていることに、はっと気付きました。

この本との出会い

私は、ふらっと地元の本屋に立ち寄りました。
投資する、という意味についても最近、自分の中で結論付いてきたところでもあったので、本を買うことに抵抗がなくなってきていたところでもありました。

慣れた足取りで、売り場を巡り、焦点の合わない視点の隅にとある言葉を捉えました。

「あなたは100回騙される」

そんなことはないと思いつつも、手に取り裏表紙のあらすじを読みました。
そして、「傑作エンターテイメント」という言葉を見つけ、思い当たるいくつかを連想し、本におけるエンターテイメントとは? と興味を惹かれました。

「とりあえず、買ってみるか」

そんな曖昧な理由です、この本との出会いは。

この本を読んで

会社の昼休みや通勤時間を使って、2週間ほどかけて読み終わりました。
今、振り返ると読む速度が遅いですね。。。

感想を一言で言えば、
期待していたより、面白くなかったです。

「あなたは100回騙される」「傑作エンターテイメント」といった、大がかりな言葉の装飾に対して、内容が釣り合っていないと感じてしまいました。

なぜだろうか、と考えてみてみると、以下の2つにあるかもしれないと結論付けました。

  • ある程度予測できる結末
    物語中盤あたりから、こうなるのではないだろうか、という結末の全体像が描けてしまいました。
    そして、外れることなく、最終行を迎えてしまいました。あれ、騙されるとは?
  • 背景描写の簡潔さ
    どこにいるかは具体的にわかるものの、そこがどんな場所でどんな風景なのかみたいな描写が少なかったように感じています。
    個人的には、小説は、言葉によって描写することが楽しむ中心だと思っていました。

うーん。
やはり、「あなたは100回騙される」「傑作エンターテイメント」という言葉がこの作品には、強すぎます。

文章自体は、本に慣れていない私でも読みやすく、物語の構成もすごく心地よい形です。
さらに、伏線の回収もとても綺麗で、プロットの精密さを感じさせました。

そう、まるで表紙にある、花火のような気持ち良さ。
・・・・・・なるほど、こりゃ粋ですね。

この本による自分の変化

一言で言いきることの難しさを実感しました。
的を得た一言であれば良いのですが、印象に残ることを目的とした一言は、どうしても嘘くささが出てしまいます。

一言で言うのは好きなので、印象ではなく、的確に表現された一言にまとめられるようになりたいものです。

まとめ

帯の言葉に騙された、と言えることなのかもしれません。
しかし、騙されたことを悪いとは思いません。

とりあえず信じるスタンスで、これからも本を買っていきたいですね。

以上、たろいもでした。

Office 365 サービス同士の連携について図解してみる

唐突ですが、自分の仕事に関することをアウトプットします。

エビデンスとなるサイトを探してみたのですが、あまり見当たらず、
個人的な経験による部分が多くなりました。
また、画面ショットなどによる補足できていません。

そのため、個人的な検証結果、考えのレベルの話ですので、参考程度に考えていただき、実際の動きはきちんと検証していただいた方が良いです。

Office 365 サービス関係図

f:id:taroimo999:20170912101738p:plain 今回は、主にユーザー情報連携とOffice 365 Group・Microsoft Teams の関係について図解しています。

Office 365 とは?

licensecounter.jp

昨今ビジネスに必要なツールをひとつにまとめたMicrosoft のサービス。

SaaS製品であるため、裏側の動きがブラックボックスすぎるものの、
Microsoft製品オンプレ版経験者から見れば、仕様がそのまま残っていたり、データベースの持ち方は変わっていなかったりします。

ですので、クラウドサービスだからといって、オンプレ版の製品を触っておいた方が良いのではないか、というのが最近の考えです。

Microsoft Teamsとは?

Microsoft Teams - グループ チャット ソフトウェア

チャットベースの統合コミュニケーションツールです。

ざっくりいえば、Microsoft 版 Slackです。

それぞれの詳細

基本的には、Office 365 Admin Center (管理センター)で作成するユーザー情報を元に各サービスを利用・認証を行ったりしています。

Office 365 Admin Center >> Office 365 Group

Office 365 Admin Centerでは、ユーザーやOffice 365 Groupを作成できます。
Office 365 Group (Office 365 Groups) は、ざっくりいえば、最近いろんなサービスで使われるようになってきた、ユーザーの管理単位です。

Office 365 Admin Center >> Microsoft Teams

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、Microsoft Teams で使用できます。

Office 365 Admin Centerの裏側では、Azure AD の ディレクトリが用意されています。
逆を言えば、ディレクトリ単位で、Office 365 Admin Centerの画面が用意されているともいえます。

Office 365 Admin Center >> SharePoint Online

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。

しかし、Office 365 Admin Centerと、SharePoint Onlineでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。
support.office.com

Office 365 Admin Center >> Yammer

Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。

しかし、同様にOffice 365 Admin Centerと、Yammerでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。

最近は、YammerでOffice 365 グループが使えるようになり始めているようですので、ユーザー情報の連携方式が変わってきている可能性があります。
blogs.technet.microsoft.com

Skype for Business >> Exchange Online

Skype for Business の会話履歴(チャットログ)は、Exchange Online の個人用メールボックスに格納されます。

Exchange Online の個人用メールボックス容量をサイジング(予測)するときは、Skype for Business があるかどうかというのも考慮する必要があります。

Office 365 Group >> Exchage Online

Office 365 Group を作成すると、Exchange Online 上に対応したメールボックスが自動的に作成されます。

support.office.com

Office 365 Group >> SharePoint Online

Office 365 Group を作成すると、SharePoint Online 上に対応したサイトコレクションが自動的に作成されます。
さらに、その自動作成されたサイトコレクションは、SharePoint 管理センター上には表示されません。。。
PowerShellで取得もできないように感じています。

support.office.com

Microsoft Teams >> Office 365 Group

Microsoft Teams から Office 365 Group を作成することができます。

つまり・・・Exchange Online にメールボックスSharePoint Online にサイトコレクションが自動的に作成される仕組みが動き出します。

Microsoft Teams >> Exchange Online

Microsoft Teams は、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくExchange Online上のメールボックスに会話履歴 (チャットログ) が保存されます。

Microsoft Teams >> SharePoint Online

Microsoft Teams 上では、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくSharePoint Online上のサイトコレクションにあるドキュメントライブラリなどを同画面で参照できるようになります。

Microsoft Teams >> OneDrive for Business

Microsoft Teams 上では、個人間のチャットを行った場合、送信者のOne Drive for Business 上に送受信したファイルが保存されます。 ※送信者かどうかは、あまり自信がありません。。。

Exchange Online >> OneDrive for Business

Exchange Online 上で、メールに添付されたファイルを保存する場合、メールを受信したユーザーのOneDrive for Business に保存されます。 (メール送信時もかどうかは、検証していないかもしれません)

SharePoint Online >> Delve

SharePoint Online 上に保存されているユーザー情報は、Delveにも連携されます。

しかし、その更新には、最大24時間かかる可能性があります。
そのため、Office 365 Admin CenterからDelveへのユーザー情報の連携は、最大48時間かかる可能性があります。

まとめ

サービス同士が密に連携しあうことが、Microsoft製品の強み、だと個人的には考えています。
ですが、その分、いつどこで何が起こるのかが明示されず、各製品のバラバラな情報を元に推測するしかありません。
そこがとてもとっつきにくいですが、うまく使えばちゃんと動いてくれます。

最近は、Microsoft Flow やMicrosoft PowerAppsなどによって、個人レベルでもサービス連携を行うことができるようになってきました。

そのうち、Excelで便利なマクロを組むレベルで、サービス間連携をさせていくことがありえると考えています。

聞いた話ですが、Twitterの情報を取得し、それをAIで良い情報か悪い情報かを判断させ、特定のメールボックスに仕分ける、みたいな動きも現時点で実現可能らしいです。

qiita.com

仕組み作り好きとしては、いろんなサービス間連携を試していきたいですね。

以上、たろいもでした。

お金と時間の関係性、ふと思う

ふと思うことを書きながら整え、アウトプットします。

ふと思う

ミッションステートメントをメンテナンスしながら、気付いたことがあります。

私がお金を稼ぐ理由のひとつに、時間を節約するためと考えているようでした。
他人事なのは、自分でも出てきた言葉に矛盾のような居心地の悪さを感じているからかもしれません。

ふむ?
では、今、私はどうやってお金を稼いでいるだろうか。
それは、時間を使って仕事をし、お金をもらっています。

ふむふむ?

要約すると、
時間を節約するためのお金を、時間を消費してもらっています。

違和感があるにもかかわらず、どこから手をつけていいのかわからない言葉ですね。
一度言葉を要約前の状態にして、具体例を交えて整理してみます。

時間を節約するためのお金とは

  • 遠くへ歩くよりも時間のかからない電車やタクシーを使うためのお金
  • お店に取りに行くよりも時間のかからない配達やコンビニ受け取りを使うためのお金
  • 自分でご飯を作るよりも時間のかからない外食や宅配を使うためのお金

具体例から考えてみると、
自分で行う手間という時間を省くために、誰かに依頼することでお金が必要となります。

お金をもらうための時間とは

  • 電車やタクシーを運転する時間を消費することで、送料というお金をもらう
  • 配達やコンビニバイトをする時間を消費することで、給料というお金をもらう
  • 食事を料理する時間を消費することで、食事代というお金をもらう

具体例から考えてみると、
自分の時間を消費して、その対価としてお金をもらう形になります。

なるほど。
何かひとつ見えてきた気がします。

自分の時間、他人の時間

具体例を通して考えてみることで、先ほどの単語で抜けていた観点がわかりました。

時間を節約するためのお金を時間を使ってもらっています。

その観点とは、
節約されるのは誰の時間か、消費されるのは誰の時間か

その観点を考慮して、言葉を書き換えてみます。

自分の時間を節約するためにお金を使い、誰かの時間を消費する
誰かの時間を節約するためにお金を使い、自分の時間を消費する

つまり、お金というのは、自分の時間と他人の時間との間を取り持つものだったようです。
しかし、この文章を図解してみると、また違った関係性が明らかになりました。

f:id:taroimo999:20170908002847p:plain

なるほどなるほど。

時間を節約する、ということは、自分の時間が増えるということです。
そして、その分だけ誰かの時間が消費されています。
つまり、お金を使うことで、誰かの時間をもらって、自分の時間に追加しているということも言えそうです。

自分の中で、お金に対する価値観が変わりそうな気がします。

まとめ

お金は、誰かの時間をもらうためにある。
自分の時間は、お金をもらうためにある。

そう考えると、
時は金なり、ということわざの意味が良く理解できます。

この考え方は、個人的には経済について考えるときにも通じそうな考え方かもしれません。

投資とは、消費した自分の時間によって得たお金よりも多い誰かの時間をもらえたこと
浪費とは、消費した自分の時間によって得たお金よりも少ない誰かの時間をもらえたこと

またひとつ、すっきりしました。

以上、たろいもでした。

重ゲーを遊ぶときに心がけていること、遊びスタイル

最近、ボードゲームを遊ぶ機会に恵まれています。
そして、戦略性の高いボードゲームを遊ぶことも増えてきました。

ちなみに、戦略性の高いボードゲームを重ゲーと個人的には呼んでいます。
世間一般的には、時間のかかるボードゲームのことを重ゲーと呼んでいることが多いですが、個人的には、戦略性が高い(選択肢が多い)ことによって、時間がかかっているのだと感じています。

たとえば、

そして、そんなボードゲームを遊ぶうえで、個人的に心がけていることを今回はアウトプットします。
書いてみると、負けないための戦略というよりかは、重ゲーをより楽しくたくさん遊ぶための方法みたいな感じかもしれません。

行動について、宣言をする

「このカードを使います」
「この駒を動かし、この効果を使用します」
「その動きに対応して、こう動きます」
などなど。

ボードゲームにおける自分の行動を、誰にでも聞こえるくらいの声量で言葉にして宣言します。
これは、相手に対してのリアクションをするためだったり、効果の処理を間違っていないかどうかを確認する意味合いがあります。
特に効果の処理ミスは、初めてそのボードゲームを遊ぶ上では、なるべく避けたいです。

それと、個人的に一番重要なのは、自分の行動がきちんと考えていた行動なのかを確認する、反芻するために宣言しています。
意外と、考えていたことと違う結果になったりすることを防げたり出来ます。

見やすいように配置を工夫する

自分の手元のリソースを5個の単位で整理しておく。
自分のボードの駒がずれて置かれていないかどうかを確認する。
次の行動で使用するリソースを事前に分けておく。
などなど。

自分が管理をしなければならないリソース(アクション数や資源数など)をひと目でわかるように、配置しておきます。
すると、毎回確認する必要がなく、戦略を考えるのに集中できます。

次の行動で使用するリソースを事前に分けておくと、相手に戦略を読まれる恐れがありますが、自分の集中力をいかに保つかの方が、長い時間ボードゲームをするうえでは、重要になることが多いです。
また、自分の思考が早く終わり、相手の手を見ることにも集中できたりします。

後悔しないような選択をする

左も右も捨てがたい選択肢。しかし、右の方が現状維持か・・・
特殊カードを今使うともったいないな・・・
戻ってこない駒を積極的に使いたくないな・・・
などなど。

ボードゲームを遊んでいると、いくつもの選択をしなければなりません。
それが、将来、どんな影響があるかどうかをある程度予測してみますが、まだ遊んだばかりのボードゲームでは、的外れな予測になりがちです。

であれば、あとからこうすれば良かったと思わないように、他の選択肢を切り捨てることも重要です。
もし、失敗してしまっても問題ありません。もう一回遊べば良いのです。
また、失敗したほうが、成功した時よりも上手くなる可能性が高いと考えていますので。

守りに入るプレイは、守るものがあるときにするべきプレイだと思います。

まとめ

改めて見ると、初めて遊ぶボードゲームも、やりこんだボードゲームも、今回アウトプットした3点を心がけるようにしています。

自分のボードやカードが整理されておらず、数えなおしたり確認しなおしたりするのは、個人的には面倒だというのと、考えが切れてしまうことがあまり好きではありません。
あまり集中力が持続しないのかもしれませんね。

もし、カードを引くときに「カードを引きます」と、いちいち発言する人がいたら、それは私かもしれません。
そのときは、ご容赦を。

以上、たろいもでした。

原因のないエラー・障害はありません、真実はいつもひとつ

たまには、システムエンジニアらしいことをアウトプットしようかな、と思いつきました。

技術的には、Microsoft 系列のエンジニアであり、運用・構築・設計・提案もひととおりこなしてきたつもりです。
その中で、今でも役に立っている考え方というか、エンジニアだけに留まらない、抽象的な方法論をアウトプットします。

それは、エラー・障害の向き合い方です。

困ったときにどうするのか

コンピューターは、何もしていないのに壊れることはほとんどありません。
誰かの言葉で、
「コンピューターは思った通りには動くわけではない、書いた通りに動く」
この言葉は、当たり前でありながら、意識しなければならないことだと感じています。

コンピューターは、何かしらの環境的要因・人的操作などによって、作成者が意図しない動き(エラー・障害など)を引き起こします。

エアコンの電源が切れていた。
設定のオンオフを間違えていた。
スペルミスをしていた。
などなど。

本当に些細なことでも、コンピューターは壊れたり、暴走したり、赤いマークを乱発したりします。

そして、その状態を早く解消しなければ、二次・三次障害へとつながり、あらゆるところに迷惑がかかることがあります。

では、その状態をいち早く解消するには、どうすればよいのか。

個人的な結論から言えば、

推理力

この力が試される瞬間だと感じています。

以下、それを説明していきます。

エラー・障害が発生すると?

エラー・障害が発生した場合、すぐに状態の改善をできれば良いですが、あくまでそれは一時的な対応になることが多いです。

ユーザー影響や他のシステムに影響が出ないように、バックアップに切り替えたり、ネットワークから切り離したりします。
そして、そこから原因調査を行い、同じエラー・障害が起きないように対策を練ります。

対策をするうえで、この原因調査はしっかりやらなければなりません。
中途半端な原因調査では、中途半端な対策にしかならず、同じエラー・障害が再発する、最悪の場合、悪化する場合があります。

では、この原因調査をどう行うのか。

それは、まさに探偵(エンジニア)が、遺体(コンピューター)と向き合い、真犯人(原因)を見つけ出す手順にとても近いです。

エラー・障害を解決するには

だれが何をしたのか

単純に、誤った操作をしたことによるエラー・障害であれば、その誤った操作を行ってしまった環境(動機)に問題があります。
また、誰も触っていないときのエラー・障害については、それを引き起こすきっかけや自動実行システムが動いていたのかもしれません。

そのため、エラー・障害発生時にだれが何をしたのかをきちんと把握する必要があります。

この手順を一言でいえば、
犯行のトリック推理です。

見えないエラー・障害を確認する

原因が直接的にエラー・障害を引き起こすとは限りません。
まるで、玉突き事故のようにまったく別の原因から、エラー・障害が発生することがあります。

具体的に言えば、ネットワークの遅延による自動実行システムの処理時間オーバーみたいなことがあったります。
深夜1時~2時くらいに、コンピューターはよく自動実行システムを動かしていたりします。いくつも同時に。。

そのため、別のコンピューターで同時期にエラー・障害が発生していないかをきちんと把握する必要があります。

この手順を一言でいえば、
共犯の推理です。

時系列を把握する

エラー・障害がひとつであれば、そんなに難しい問題ではないかもしれません。
しかし、複数のエラー・障害が同時期に発生することがあります。しかも、連鎖的なエラー・障害であることがとても多いです。

具体的に言えば、とある設定のオンオフによって、アクセス権限が変更になり、その権限を使用していたシステムが動かなくなり、画面に何も表示されなくなったことで、初めてエラー・障害のアラートが来るようなことがあります。

そのため、どの順番でエラー・障害が発生しているのかを時系列に沿ってきちんと把握する必要があります。

この手順を一言でいえば、
連続殺人のアリバイチェックです。

まとめ

犯行のトリック推理、共犯の推理、連続殺人のアリバイチェック。
この3つの観点を持って、私は、真相を突き止めています。

IT業界の人に、ボードゲームやリアル脱出ゲームが好きな人が多いのは、日頃からこういった考え方を無意識的に身に付けているのかもしれません。

逆を考えれば、名探偵コナン金田一少年などの探偵は、もしかしたらエンジニアに向いているのかもしれませんね。

以上、たろいもでした。

OneNote信者によるOneNoteの良いところ・悪いところ

Microsoft OneNoteを使い始めて、早4年。
すっかり、仕事もプライベートもOneNoteがなければ何も考えられないかもしれません。

先日、こんな記事が上がっていました。

itpro.nikkeibp.co.jp

なるほど。
勝手にOneNoteのムーブメントを感じ取ったので、
今回は、OneNoteの良い点、悪い点をアウトプットします。

目次をさらっと書いてみましたが、ちょっとマニアック?かもしれませんね。

OneNoteとは?

Microsoft が出している集合型ノート。
競合製品としては、EverNoteやGoole Keepがあります。

用語解説

f:id:taroimo999:20170902145956p:plain

ページは、メモ単位。
セクションは、ページのまとまり。
ノートブックは、セクションのまとまり。

OneNoteのここがすごい

ありがとう、OneNote

ページを段組みできる

意外と知らない人が多いのですが、
OneNoteのページは、一覧の部分を階層構造、段組みを組むことができます。
最大3つまでしか階層を持つことができませんが、
第一階層で折りたためるため、用途に合わせてページを分類することができます。

具体例として、私のページの一部分をお見せします。

f:id:taroimo999:20170902150021p:plain

[Twitter]セクションの中で、
月ごとにノート(つぶやき)を整理するといったことができます。

バージョン履歴

ページを右クリックして表示されるメニューの中で、[ページのバージョンを表示する]という項目があります。
これをクリックすると過去の編集履歴がページとして表示され、内容を確認することができます。

ページは自動保存されてしまうため、あとから間違いに気付いても戻せないことがたまにあります。
そこで、過去の編集履歴から欲しい情報を見つけることができます。

画面切り抜きを標準装備

OneNoteを起動するだけで、勝手にタスクバーの中に[新しいクイックノート]と名付けられた、OneNoteアイコンとはさみが合体したアイコンが表示されます。

正式名称は、[Send to OneNote Tool]と呼びます。(Windows 10・Office 2016)

このツールが起動していると、デスクトップに表示されている画面を範囲指定でクリップボード(コピーしたときに保存される見えない領域)に保存されます。

気になる画面(チケットの管理番号とか、気になる記事とか)を保存し、OneNoteに貼ったり、WordやExcelに貼ったり、ペイントに貼ったりできます。

なお、切り抜き範囲選択中は、画面が灰色に包まれますので、
知らない人が見たら、フリーズ画面に見えます。よく驚かれますね。

OneNoteのここがダメ

良いことだらけであるはずがありません。

コピー元としては使いづらい

OneNoteから何かをコピーして、メモ帳などに貼るときは、余計な情報を持ってきてしまうことが多いです。
特に箇条書きをしたものをコピーしたときはひどく、段落の文だけ文字がスライドします。
プレーンテキスト(まっさらなテキスト)になってくれれば良いのですが、いまだに解決策は見つかっていません。

治らないフォントバグ

日本語だけのバグらしいのですが、既定値として個人的に設定したフォントが、文字入力の切り替え時(カナ入力からローマ字入力など)に、適用されないことがあります。

kota65535.hatenablog.com

answers.microsoft.com

しかも、2種類・・・
今のところ、気にしない方向で使っています。

モバイルで使うには画面表示、通信量がヤバい

これは、私の使い方の問題かもしれませんが、
OneNoteの情報をモバイル用OneNoteに同期するのは、危険です。
表示がPC表示のままで、なんとピンチアウト(画面を大きくしたり、小さくしたり)が効きません。
また、通信量が多く、通信制限がかかる可能性が高いです。

[WiFiのみ同期する]という設定がありますので、それを使うことでなんとかなりますが、
モバイル用OneNoteには、あまり期待していないので、相性の良いGoogle Keepを使うことが多いです。

まとめ

現時点で、私のOneNote総容量は2GB/4年くらいです。
仕事で使っているローカルPCのOneNoteは、1GB/年くらいです。

個人的に利用しているOneNoteは、文字情報中心のため、あまり容量が多くないです。
仕事で利用しているOneNoteは、何でもかんでも保存しているため、とても容量を食います。
特に、操作手順を画像で詳細に残していたりしますので、その画像容量が食います。

でも、いまだ軽快にOneNoteは動き続けていますので、OneNoteの限界に向けてひたすらに書き続けていこうと思います。

まだまだいける、OneNote

以上、たろいもでした。

イベントでもボドゲでも仕事でも活躍、 nu board

もう2か月ほど前になりますね。
ちょっと遅くなりましたが、
7月頭に浅草で行われたボードゲームイベントで使ったものの紹介とその簡単な感想をアウトプットします。

7月頭に浅草で行われた、とあるイベントにスタッフとして参加してきました。
そのときに持ち込んだツールがとても便利でしたので、紹介します。

そのツールの名前は、nu board です。

f:id:taroimo999:20170901181521j:plain 写真は、うちの子です。

nu board とは?

CANSAY nu board ヌーボード A4判 NGA403FN08

CANSAY nu board ヌーボード A4判 NGA403FN08

nu board(A3判・A4判・新書判・FME) – 欧文印刷株式会社

ホワイトボードをもっと自由に使いたい・・・。2011年11月、そんな思いを叶えるホワイトボードが誕生しました。 nu boardは持ち運びに便利なリングノート形式のホワイトボードです。 筆記スペースは8ページ。さらに各ページのあいだに透明シートが添付されています。 いろいろな使い方ができる、これまでにない新しいホワイトボードです。

ノート型ホワイトボードです。
私が今回使ったのは、A4サイズのものです。

イベントでの活躍ぶり

待機列は何時から

そのイベントでは、予約番号の方法を導入していました。
そのため、時間帯によって待機列に並んでもらう人が異なります。
口頭で伝えても良いのですが、声が枯れてしまったり、イヤホンなどをしていて聞き取れなかったりします。

そこで、nu boardの登場です。

胸元に持ったnu boardへ書かれた文字でもアピールすることで、伝わりやすさが2倍になりました。

f:id:taroimo999:20170901180758p:plain

ご自由にお持ちください

本部の方で、ささやかですが、持ち帰り袋を用意していました。しかし、そのままテーブルに置かれていてもよくわかりませんでした。

そこで、nu boardの登場です。

「ご自由にお持ちください」とサイズを書いて持ち帰り袋のそばに立てかけておくことで、わかりやすく存在を知ってもらうことができました。

最後尾はこちら (未使用)

実際には使われていないけれど、こういった使い方もあるのではないでしょうか。
とあるブースが大人気です、購入する人が多くなり、人が滞留してしまっています。
早急に列形成をしなければなりません。

そこで、nu boardの登場です。

「最後尾はこちら」と書いたボードを最後尾の人に持ってもらうことで、スムーズに列を形成することができました。

イベント以外の使い方

本来、nu boardは、私が仕事で使うために購入したものでした。
イベントでも、もしかしたら使えるかな? と思い、持ち込んでみたら、用途が多く、とても重宝しました。
では、イベント以外だったら、どんなことに使えるのか。
ちょっと考えてみました。

ボードゲーム会で

ボードゲーム会で見たことのある光景ですが、初心者卓や重ゲー卓など、特別な遊び方を行うテーブルがあります。
遊んでいるゲームを見ればどんなテーブルかはわかりますが、例えば、何時から15人で遊びます! とか、ちょっとした試みをしたいときに、nu board にその旨を書いておくと、口頭で伝えるよりもたくさんの人に伝わるかもしれません。ちょっとした看板ですね。

紙に書きたいけど、紙に書き込みたくないとき

nu board の特長 ・各ページに透明シートを添付した2層構造 ・シートと本体の間に資料を挟んで文字を書き加えたり、付箋を貼るなどアイデア次第でいろいろな使い> 方ができます。ボード面の保護シートにもなります。

いくつかある特長の中で、もっともインパクトがあるのは、透明シートを添付した2層構造であることです。

つまり、紙の原本を汚さずに、紙の上に情報を追加で書けます。

たとえば、TRPGキャラクターシートや、ボードゲームの紙で作られた得点表などを挟み込み、その上から書き込めば、紙の原本を繰り返し使うことができます。
ボードゲームにある紙で作られた得点表は使うことに抵抗がある場合が多いですので、nu boardを使うことで気兼ねなく、書き込めますね! (今、思いついた

イデアをまとめるとき

通常、ホワイトボードは会議などで使われることが多いと考えています。
つまり、アイデアをまとめるのにも使えます。
A4サイズのもの、ページを広げて使えば、A3サイズのホワイトボードに早変わりします。
それだけの大きさがあれば、複数人同時に書き込めるスペースができます。
また、テーブルに置いて書くことができるため、壁に文字を書くのが苦手な人でも、いつもと同じように書き込むことができます。

nu boardの欠点

汚れ

ホワイトボードあるあるが、そのままnu boardの欠点となります。
ペンに付属したスポンジで文字を消すことができますが、細かな汚れ(インクがチリ状になったもの?)は、ティッシュなどでふき取る必要があります。

f:id:taroimo999:20170901102611j:plain こんな感じの汚れです。

時間が経つと消えづらい

ホワイトボードあるあるが、そのままnu boardの欠点となります、パート2。
1日消し忘れるだけでも、ティッシュで消すことが難しくなります。
ウェットティッシュであれば消すことができますが、ボード自体が弱くなっていないか心配になりますね。

プラスアルファな使い方

ホワイトボードに書いた後、私は良く写真に撮っています。

Office Lens

Office Lens

Office Lens

play.google.com

OneNoteなどにスキャナーで取り込んだように保存できるので、重宝しています。

まとめ

7月頭にあった浅草でのイベントはスタッフとして参加しましたが、いくつか中古品を購入しました。
その中で、コンパクト版ギシンアンキノトウを購入するときに、想い出に残る言葉をもらいました。

「遊んでもらえる人に買ってもらいたい」

なるほど。
一般の中古屋さんでは実現できない、人の想いを引き継ぐというイベント。
それが中古販売を中心としたフリーマーケットを行う理由なのかもしれません。

コンパクト版ギシンアンキノトウは、知り合いの夫婦に渡しました。
私が初めて勧めた2人用ボードゲームでしたので、とても欲しがっていました。
おそらく大切に遊んでくれるでしょう。

そして、またボードゲームに想い出が積み重なっていくのですね。
とても心地よいサイクルです。

また機会があれば、そういったお手伝いをしていきたいです。

以上、たろいもでした。