人狼における村長のスタンス、無口である必要はないのでは?
特定のボードゲームをインスト(ルール説明)した回数で、もし自分ランキングを作るのであれば、人狼はそれなりに上位に位置するでしょう。
私にとって、人狼とは、ボードゲームというよりかは、コミュニケーションツールという捉え方をしています。
飲み会やフットサル、ダーツといった手段のひとつです。
そのため、私が人狼会を主催、人狼を遊ぶときは、必ず初心者の方がいますし、人狼が必ずしも目的ではない方もいます。
では、そんなとき、ゲームマスターであり、村長でもある私は、何を考えているのだろう、と ふと疑問に思いましたので、4つの点にまとめて、アウトプットします。
インスト (ルール説明) の進め方
まず、初めにルール説明をしますが、冒頭からルール説明をしません。
最初に、人狼というゲームの舞台設定を簡単に話します。
とある村に人狼がやってきました・・・
人狼は悪いやつです、人間を食べるために来ました・・・
ある日の朝、村の中央に村長の死体がありました・・・
隣村を襲った人狼は村人に化けて、紛れ込んでいるらしい・・・
村人たちは恐れながらも、退治する方法を考えました・・・
村人たちから1人ずつ選んで、殺してしまおう・・・
一方、人狼は、夜になると、村人たちから1人選んで、食い殺してしまいます・・・
さぁ、村の存亡をかけて、人狼を退治しましょう・・・
みたいな感じで、物語仕立てで説明します。
物語仕立てで説明する理由としては、
この後で説明する人狼のゲームとしてのルール説明がとても飲み込みやすいものになります。
人狼は村人に紛れ込んでいる
村人たちは、村人をひとりずつ選んで殺す
人狼は、夜に村人をひとり殺す
ルールというのは、無機質なものです。
それを覚えてもらうには、暗記をしてもらうしかありません。
では、どうしたら覚えてもらえるか。
そのヒントは、元素記号を覚えるときの語呂合わせにありました。
物語仕立てにすることで、頭の中で具体的な動きが生まれ、補足説明的にルールを覚えることができる、と考えています。
ゲームを円滑に楽しめるために
初心者と熟練者がいる村では、初心者が人狼は誰かという話し合いに置いて行かれることが多いです。
2人占い師の状況から考えて、この人は白 (村人)。
人狼が、白判定の村人を食べなかったのは、白判定が間違っているのではないか。
などなど。
人狼やゲームに慣れていない人には、理解する、そして理解し続けることは難しいです。
この辺は、数学や英語の勉強を挫折するときと同じように、基本的なところでつまづいてしまい追いつけなくなる感覚に近いです。
では、その状況をどう対応するか。
それは、死んでしまった村長な私ですが、ガンガン話し合いに参加していきます。
2人占い師の状況から考えて、この人は白 (村人)。
⇒占い師は、誰が村人かという情報を持っています。
そして、占い師が2人ということは、どちらかが人狼です!
どちらか占い師が嘘をついている場合に矛盾がありますので、占い師2人に村人ですと言われたあなたは、人狼である可能性がとても低いです。
人狼が、白判定の村人を食べなかったのは、白判定が間違っているのではないか。
⇒人狼から見れば、村人が持っている正しい情報をなくしていくことで、人狼候補の人を絞り込みづらくさせることができます。
ですので、人狼側としては、なるべく村人ですと言われた村人を殺していきたいのですが、今回はまだ殺されませんでした。
なぜでしょう? 人狼の戦略か、それとも?
状況を整理することで、人狼側で慣れていない人に対しても、アドバイスを出すことができます。
たしかに、ゲームのすべてを知る村長が話し合いに参加するのは、メタ推理ができてしまう、といったリスクはあります。
しかし、私は、みんなで楽しくコミュニケーションを取りたいので、リスク承知で、今、話していることの説明やローラー作戦などの今後の方針をなるべくわかりやすい言葉に変換して話します。
初心者のいる人狼の遊び方は、勝ち負けではなく、ゲームにちゃんと参加できるか否かだと考えています。
村長の在り方
村長である私は、ガンガン話し合いに参加します。
そのため、メタ推理のリスクがあると言いました。
そのリスクに対して、個人的な対策をしています。
それは、村長である私が胡散臭くなることです。
村長の言っていることは絶対正しい、となってしまうと、私の発言を元に推理されてしまいます。
ですから、私の発言が本当なのか嘘なのかというのをわかりづらくする必要があります。
そこで、よく行っていることは、
すべての意見に対して反対意見を言うことです。
2人現れた占い師の占い先を1つにしよう
⇒いや、別々に分けた方が効率が良いよ
どんな意見にもとりあえず、噛みつきます。
ですが、意見をひっくり返すことはあまりしません。
より多くの選択肢があるよ、こっちも良いのでは? みたいに場をかき乱すような発言をします。
この発言はあまりしすぎると、初心者を混乱させる場合がありますので、噛みつく相手はなるべく経験者にします。
すると、この村長、適当なこといってかき乱してくる! 胡散臭い! みたいな空気が生まれ、同じメンバーで行う何回目かの人狼では相手にされなくなります。。。
そうすると、私がどんな発言をしようが信頼されなくなっていきます。
それと同時に、みんな一致団結して人狼を探すために話し合うようになっていきます。
村長に騙されないように話し合いをしなければ! という感じなんでしょうか。
一言で言えば、狂人な村長ですかね。
外から見ても楽しい
胡散臭い村長という立ち位置は、初めから目指していたわけではありません。
目指すきっかけとなったのは、人狼に最初から参加しないメンバーがいる人狼会を行っていったからかもしれません。
私の人狼会では、お酒を飲んだり、子供をあやしたり、嘘つくのが苦手だったり、といろんな理由で人狼に参加しない人もいます。
そんな人たちに、どうやって人狼に興味を持ってもらうか。
それを考えていたら、胡散臭い村長が村人たちをかき乱す構造を思いつきました。
1回目の人狼では、状況を説明しつつ、人々を導くように
2回目の人狼では、状況を説明しつつ、人々をかき乱すように
3回目以降の人狼では、状況を説明しつつ、人々に無視されるように
ちょっとしたストーリー仕立てになり、外から見ても楽しく感じられるかなーと個人的に思ったりしています。
まとめ
昨今、ゲームマスターなしの人狼が増えてきていますが、ゲームマスターもゲームマスターだけが楽しめることがあると考えています。
ゲームを使って遊ぶ空間を作り上げる感覚は、とても面白く、達成感?があります。
はてさて、今度は、どうやってかき乱してみましょうかね。
以上、たろいもでした。
手段の目的化における分類について、思いつく
私は、IT業界で、お客様の要望を叶えることを主な仕事内容としています。
IT業界という枕詞がなければ、遊園地スタッフのような仕事内容ですね。
その現場で、よくある「手段の目的化」について、おおまか2つに分類できるかな、と思いつき、アウトプットします。
手段とは? 目的とは?
引用します。
「目的」とは目指す事柄をいいます。そして、その事柄を実現する行為・方法・要素が「手段」となります。
抽象的ですが、「手段と目的」は、「過程と結果」という言葉の関係性にも近く、言い換えることができるかもしれません。
つまり、「手段と目的」は「過程と結果」に似たような意味だと考えています。
手段の目的化
引用します。
「手段の目的化」とは、本来他の成果を得るための手段である行動について、その行動をとること自体が目的となってしまうことを指します。
一言で言えば、
手段の完了が目的となることです。
2つの分類
手段の目的化には、どのような状態があるのでしょうか。
今回、それを2つに分類してみました。
道具に固執する
一言で言えば、
特定の道具を使うことにこだわり過ぎてしまうこと。
具体例を挙げれば、
- 家のパソコンでなければ、ブログを更新できない
- 飲み会でなければ、人と打ち解けることができない
- 喫茶店でなければ、勉強/仕事ができない
お気に入りの道具があることを否定するわけではありません。
ただ、「今まで使ってきたものだから」や「買ってきた/買ったら付いてきた」などの理由で、
その道具を使わなければならないという思い込みは、目的を忘れてしまうことになりかねないと考えています。
たとえ、家のパソコンでなくても、アナログノートやスマートフォンでも、ブログは更新(内容を書きとめる)できます。
たとえ、飲み会でなくても、フットサルや日常の挨拶でも、人と打ち解けることはできます。
たとえ、喫茶店でなくても、図書館や公園でも、勉強/仕事をすることはできます。
目的を達成するため、本当に必要な道具でしょうか?
他の道具や組み合わせに変えることができないでしょうか?
それを考えれば、道具に固執することはなくなりそうです。
方法に固執する
特定の方法/手順で行うことにこだわり過ぎてしまうこと。
具体例を挙げれば、
- 物語の構造は、起承転結であること
- 書類の受理には上長グループの誰かしらの承認が必要というルールがあること
- メールが来たら、必ず返信すること
効率化された方法/手順を否定するわけではありません。
ただ、その方法/手順を本当にそのまま実施する理由があるかどうかというのは、疑っていくことが必要だと考えています。
目的を達成するため、本当に必要な方法/手順なのでしょうか?
他に達成できる方法や、手順の順番を変えることができないでしょうか?
それを考えれば、方法に固執することはなくなりそうです。
まとめ
日常的にどちらかといえば、この人道具に縛られているな、と思うことが多いです。
それは、私が特定の製品を中心としたIT業界にいるからかもしれません。
気軽にコミュニケーションを取りたい
個人間でファイルをやり取りしたい
全社員に対して情報を発信したい
そんな目的を叶えるために、製品(商品)はあるはずですが、製品の仕様という形で目的が歪み、誰も幸せにならない世界へと向かうことが多いです。
目的も抽象的であるため、歪むというよりかは形を変えるというかもしれませんが。
どうやって、目的を叶えるのか。
このシンプルな課題にどう具体的な対応策を考えるのか。
それをしていくことが、仕事をする、ということなのかもしれませんね。
以上、たろいもでした。
B8k003:屋上のテロリスト
Book、ちょっとひねって、B8k
それは、本の紹介のような小話。
今回は、屋上のテロリスト
- 作者: 知念実希人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/04/11
- メディア: 文庫
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B8kの方向性
本を読むことは自分を変化させること、と考えています。
なぜなら、本を読むことは他人を確認し、その他人の考えを受け入れようとする行動だからです。
今回も本を読んで、また自分が変化したようです。
では、具体的にどう変化したのかを書いていきます。
この本に出会う前
ふと思う
— たろいも (@taroimo999) 2017年8月25日
物語を体験する、という意味合いにおいて、文庫本ってとてもコストパフォーマンスに優れている気がする。
物語を体験する、という点において、文庫本がお金のコストパフォーマンスに優れていることに、はっと気付きました。
この本との出会い
私は、ふらっと地元の本屋に立ち寄りました。
投資する、という意味についても最近、自分の中で結論付いてきたところでもあったので、本を買うことに抵抗がなくなってきていたところでもありました。
慣れた足取りで、売り場を巡り、焦点の合わない視点の隅にとある言葉を捉えました。
「あなたは100回騙される」
そんなことはないと思いつつも、手に取り裏表紙のあらすじを読みました。
そして、「傑作エンターテイメント」という言葉を見つけ、思い当たるいくつかを連想し、本におけるエンターテイメントとは? と興味を惹かれました。
「とりあえず、買ってみるか」
そんな曖昧な理由です、この本との出会いは。
この本を読んで
会社の昼休みや通勤時間を使って、2週間ほどかけて読み終わりました。
今、振り返ると読む速度が遅いですね。。。
感想を一言で言えば、
期待していたより、面白くなかったです。
「あなたは100回騙される」「傑作エンターテイメント」といった、大がかりな言葉の装飾に対して、内容が釣り合っていないと感じてしまいました。
なぜだろうか、と考えてみてみると、以下の2つにあるかもしれないと結論付けました。
- ある程度予測できる結末
物語中盤あたりから、こうなるのではないだろうか、という結末の全体像が描けてしまいました。
そして、外れることなく、最終行を迎えてしまいました。あれ、騙されるとは? - 背景描写の簡潔さ
どこにいるかは具体的にわかるものの、そこがどんな場所でどんな風景なのかみたいな描写が少なかったように感じています。
個人的には、小説は、言葉によって描写することが楽しむ中心だと思っていました。
うーん。
やはり、「あなたは100回騙される」「傑作エンターテイメント」という言葉がこの作品には、強すぎます。
文章自体は、本に慣れていない私でも読みやすく、物語の構成もすごく心地よい形です。
さらに、伏線の回収もとても綺麗で、プロットの精密さを感じさせました。
そう、まるで表紙にある、花火のような気持ち良さ。
・・・・・・なるほど、こりゃ粋ですね。
この本による自分の変化
一言で言いきることの難しさを実感しました。
的を得た一言であれば良いのですが、印象に残ることを目的とした一言は、どうしても嘘くささが出てしまいます。
一言で言うのは好きなので、印象ではなく、的確に表現された一言にまとめられるようになりたいものです。
まとめ
帯の言葉に騙された、と言えることなのかもしれません。
しかし、騙されたことを悪いとは思いません。
とりあえず信じるスタンスで、これからも本を買っていきたいですね。
以上、たろいもでした。
Office 365 サービス同士の連携について図解してみる
唐突ですが、自分の仕事に関することをアウトプットします。
エビデンスとなるサイトを探してみたのですが、あまり見当たらず、
個人的な経験による部分が多くなりました。
また、画面ショットなどによる補足できていません。
そのため、個人的な検証結果、考えのレベルの話ですので、参考程度に考えていただき、実際の動きはきちんと検証していただいた方が良いです。
Office 365 サービス関係図
今回は、主にユーザー情報連携とOffice 365 Group・Microsoft Teams の関係について図解しています。
Office 365 とは?
昨今ビジネスに必要なツールをひとつにまとめたMicrosoft のサービス。
SaaS製品であるため、裏側の動きがブラックボックスすぎるものの、
Microsoft製品オンプレ版経験者から見れば、仕様がそのまま残っていたり、データベースの持ち方は変わっていなかったりします。
ですので、クラウドサービスだからといって、オンプレ版の製品を触っておいた方が良いのではないか、というのが最近の考えです。
Microsoft Teamsとは?
Microsoft Teams - グループ チャット ソフトウェア
チャットベースの統合コミュニケーションツールです。
ざっくりいえば、Microsoft 版 Slackです。
それぞれの詳細
基本的には、Office 365 Admin Center (管理センター)で作成するユーザー情報を元に各サービスを利用・認証を行ったりしています。
Office 365 Admin Center >> Office 365 Group
Office 365 Admin Centerでは、ユーザーやOffice 365 Groupを作成できます。
Office 365 Group (Office 365 Groups) は、ざっくりいえば、最近いろんなサービスで使われるようになってきた、ユーザーの管理単位です。
Office 365 Admin Center >> Microsoft Teams
Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、Microsoft Teams で使用できます。
Office 365 Admin Centerの裏側では、Azure AD の ディレクトリが用意されています。
逆を言えば、ディレクトリ単位で、Office 365 Admin Centerの画面が用意されているともいえます。
Office 365 Admin Center >> SharePoint Online
Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。
しかし、Office 365 Admin Centerと、SharePoint Onlineでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。
support.office.com
Office 365 Admin Center >> Yammer
Office 365 Admin Centerのユーザー情報は、SharePoint Online で使用できます。
しかし、同様にOffice 365 Admin Centerと、Yammerでは、ユーザー情報のデータベースの所在が異なるため、ユーザー情報の更新には、最大で24時間のかかります。
最近は、YammerでOffice 365 グループが使えるようになり始めているようですので、ユーザー情報の連携方式が変わってきている可能性があります。
blogs.technet.microsoft.com
Skype for Business >> Exchange Online
Skype for Business の会話履歴(チャットログ)は、Exchange Online の個人用メールボックスに格納されます。
Exchange Online の個人用メールボックス容量をサイジング(予測)するときは、Skype for Business があるかどうかというのも考慮する必要があります。
Office 365 Group >> Exchage Online
Office 365 Group を作成すると、Exchange Online 上に対応したメールボックスが自動的に作成されます。
Office 365 Group >> SharePoint Online
Office 365 Group を作成すると、SharePoint Online 上に対応したサイトコレクションが自動的に作成されます。
さらに、その自動作成されたサイトコレクションは、SharePoint 管理センター上には表示されません。。。
PowerShellで取得もできないように感じています。
Microsoft Teams >> Office 365 Group
Microsoft Teams から Office 365 Group を作成することができます。
つまり・・・Exchange Online にメールボックスとSharePoint Online にサイトコレクションが自動的に作成される仕組みが動き出します。
Microsoft Teams >> Exchange Online
Microsoft Teams は、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくExchange Online上のメールボックスに会話履歴 (チャットログ) が保存されます。
Microsoft Teams >> SharePoint Online
Microsoft Teams 上では、Office 365 Group 単位で使用した場合、Office 365 Groupに紐づくSharePoint Online上のサイトコレクションにあるドキュメントライブラリなどを同画面で参照できるようになります。
Microsoft Teams >> OneDrive for Business
Microsoft Teams 上では、個人間のチャットを行った場合、送信者のOne Drive for Business 上に送受信したファイルが保存されます。 ※送信者かどうかは、あまり自信がありません。。。
Exchange Online >> OneDrive for Business
Exchange Online 上で、メールに添付されたファイルを保存する場合、メールを受信したユーザーのOneDrive for Business に保存されます。 (メール送信時もかどうかは、検証していないかもしれません)
SharePoint Online >> Delve
SharePoint Online 上に保存されているユーザー情報は、Delveにも連携されます。
しかし、その更新には、最大24時間かかる可能性があります。
そのため、Office 365 Admin CenterからDelveへのユーザー情報の連携は、最大48時間かかる可能性があります。
まとめ
サービス同士が密に連携しあうことが、Microsoft製品の強み、だと個人的には考えています。
ですが、その分、いつどこで何が起こるのかが明示されず、各製品のバラバラな情報を元に推測するしかありません。
そこがとてもとっつきにくいですが、うまく使えばちゃんと動いてくれます。
最近は、Microsoft Flow やMicrosoft PowerAppsなどによって、個人レベルでもサービス連携を行うことができるようになってきました。
そのうち、Excelで便利なマクロを組むレベルで、サービス間連携をさせていくことがありえると考えています。
聞いた話ですが、Twitterの情報を取得し、それをAIで良い情報か悪い情報かを判断させ、特定のメールボックスに仕分ける、みたいな動きも現時点で実現可能らしいです。
仕組み作り好きとしては、いろんなサービス間連携を試していきたいですね。
以上、たろいもでした。
お金と時間の関係性、ふと思う
ふと思うことを書きながら整え、アウトプットします。
ふと思う
ミッションステートメントをメンテナンスしながら、気付いたことがあります。
私がお金を稼ぐ理由のひとつに、時間を節約するためと考えているようでした。
他人事なのは、自分でも出てきた言葉に矛盾のような居心地の悪さを感じているからかもしれません。
ふむ?
では、今、私はどうやってお金を稼いでいるだろうか。
それは、時間を使って仕事をし、お金をもらっています。
ふむふむ?
要約すると、
時間を節約するためのお金を、時間を消費してもらっています。
違和感があるにもかかわらず、どこから手をつけていいのかわからない言葉ですね。
一度言葉を要約前の状態にして、具体例を交えて整理してみます。
時間を節約するためのお金とは
- 遠くへ歩くよりも時間のかからない電車やタクシーを使うためのお金
- お店に取りに行くよりも時間のかからない配達やコンビニ受け取りを使うためのお金
- 自分でご飯を作るよりも時間のかからない外食や宅配を使うためのお金
具体例から考えてみると、
自分で行う手間という時間を省くために、誰かに依頼することでお金が必要となります。
お金をもらうための時間とは
- 電車やタクシーを運転する時間を消費することで、送料というお金をもらう
- 配達やコンビニバイトをする時間を消費することで、給料というお金をもらう
- 食事を料理する時間を消費することで、食事代というお金をもらう
具体例から考えてみると、
自分の時間を消費して、その対価としてお金をもらう形になります。
なるほど。
何かひとつ見えてきた気がします。
自分の時間、他人の時間
具体例を通して考えてみることで、先ほどの単語で抜けていた観点がわかりました。
時間を節約するためのお金を時間を使ってもらっています。
その観点とは、
節約されるのは誰の時間か、消費されるのは誰の時間か
その観点を考慮して、言葉を書き換えてみます。
自分の時間を節約するためにお金を使い、誰かの時間を消費する
誰かの時間を節約するためにお金を使い、自分の時間を消費する
つまり、お金というのは、自分の時間と他人の時間との間を取り持つものだったようです。
しかし、この文章を図解してみると、また違った関係性が明らかになりました。
なるほどなるほど。
時間を節約する、ということは、自分の時間が増えるということです。
そして、その分だけ誰かの時間が消費されています。
つまり、お金を使うことで、誰かの時間をもらって、自分の時間に追加しているということも言えそうです。
自分の中で、お金に対する価値観が変わりそうな気がします。
まとめ
お金は、誰かの時間をもらうためにある。
自分の時間は、お金をもらうためにある。
そう考えると、
時は金なり、ということわざの意味が良く理解できます。
この考え方は、個人的には経済について考えるときにも通じそうな考え方かもしれません。
投資とは、消費した自分の時間によって得たお金よりも多い誰かの時間をもらえたこと
浪費とは、消費した自分の時間によって得たお金よりも少ない誰かの時間をもらえたこと
またひとつ、すっきりしました。
以上、たろいもでした。
重ゲーを遊ぶときに心がけていること、遊びスタイル
最近、ボードゲームを遊ぶ機会に恵まれています。
そして、戦略性の高いボードゲームを遊ぶことも増えてきました。
ちなみに、戦略性の高いボードゲームを重ゲーと個人的には呼んでいます。
世間一般的には、時間のかかるボードゲームのことを重ゲーと呼んでいることが多いですが、個人的には、戦略性が高い(選択肢が多い)ことによって、時間がかかっているのだと感じています。
たとえば、
そして、そんなボードゲームを遊ぶうえで、個人的に心がけていることを今回はアウトプットします。
書いてみると、負けないための戦略というよりかは、重ゲーをより楽しくたくさん遊ぶための方法みたいな感じかもしれません。
行動について、宣言をする
「このカードを使います」
「この駒を動かし、この効果を使用します」
「その動きに対応して、こう動きます」
などなど。
ボードゲームにおける自分の行動を、誰にでも聞こえるくらいの声量で言葉にして宣言します。
これは、相手に対してのリアクションをするためだったり、効果の処理を間違っていないかどうかを確認する意味合いがあります。
特に効果の処理ミスは、初めてそのボードゲームを遊ぶ上では、なるべく避けたいです。
それと、個人的に一番重要なのは、自分の行動がきちんと考えていた行動なのかを確認する、反芻するために宣言しています。
意外と、考えていたことと違う結果になったりすることを防げたり出来ます。
見やすいように配置を工夫する
自分の手元のリソースを5個の単位で整理しておく。
自分のボードの駒がずれて置かれていないかどうかを確認する。
次の行動で使用するリソースを事前に分けておく。
などなど。
自分が管理をしなければならないリソース(アクション数や資源数など)をひと目でわかるように、配置しておきます。
すると、毎回確認する必要がなく、戦略を考えるのに集中できます。
次の行動で使用するリソースを事前に分けておくと、相手に戦略を読まれる恐れがありますが、自分の集中力をいかに保つかの方が、長い時間ボードゲームをするうえでは、重要になることが多いです。
また、自分の思考が早く終わり、相手の手を見ることにも集中できたりします。
後悔しないような選択をする
左も右も捨てがたい選択肢。しかし、右の方が現状維持か・・・
特殊カードを今使うともったいないな・・・
戻ってこない駒を積極的に使いたくないな・・・
などなど。
ボードゲームを遊んでいると、いくつもの選択をしなければなりません。
それが、将来、どんな影響があるかどうかをある程度予測してみますが、まだ遊んだばかりのボードゲームでは、的外れな予測になりがちです。
であれば、あとからこうすれば良かったと思わないように、他の選択肢を切り捨てることも重要です。
もし、失敗してしまっても問題ありません。もう一回遊べば良いのです。
また、失敗したほうが、成功した時よりも上手くなる可能性が高いと考えていますので。
守りに入るプレイは、守るものがあるときにするべきプレイだと思います。
まとめ
改めて見ると、初めて遊ぶボードゲームも、やりこんだボードゲームも、今回アウトプットした3点を心がけるようにしています。
自分のボードやカードが整理されておらず、数えなおしたり確認しなおしたりするのは、個人的には面倒だというのと、考えが切れてしまうことがあまり好きではありません。
あまり集中力が持続しないのかもしれませんね。
もし、カードを引くときに「カードを引きます」と、いちいち発言する人がいたら、それは私かもしれません。
そのときは、ご容赦を。
以上、たろいもでした。
原因のないエラー・障害はありません、真実はいつもひとつ
たまには、システムエンジニアらしいことをアウトプットしようかな、と思いつきました。
技術的には、Microsoft 系列のエンジニアであり、運用・構築・設計・提案もひととおりこなしてきたつもりです。
その中で、今でも役に立っている考え方というか、エンジニアだけに留まらない、抽象的な方法論をアウトプットします。
それは、エラー・障害の向き合い方です。
困ったときにどうするのか
コンピューターは、何もしていないのに壊れることはほとんどありません。
誰かの言葉で、
「コンピューターは思った通りには動くわけではない、書いた通りに動く」
この言葉は、当たり前でありながら、意識しなければならないことだと感じています。
コンピューターは、何かしらの環境的要因・人的操作などによって、作成者が意図しない動き(エラー・障害など)を引き起こします。
エアコンの電源が切れていた。
設定のオンオフを間違えていた。
スペルミスをしていた。
などなど。
本当に些細なことでも、コンピューターは壊れたり、暴走したり、赤いマークを乱発したりします。
そして、その状態を早く解消しなければ、二次・三次障害へとつながり、あらゆるところに迷惑がかかることがあります。
では、その状態をいち早く解消するには、どうすればよいのか。
個人的な結論から言えば、
推理力
この力が試される瞬間だと感じています。
以下、それを説明していきます。
エラー・障害が発生すると?
エラー・障害が発生した場合、すぐに状態の改善をできれば良いですが、あくまでそれは一時的な対応になることが多いです。
ユーザー影響や他のシステムに影響が出ないように、バックアップに切り替えたり、ネットワークから切り離したりします。
そして、そこから原因調査を行い、同じエラー・障害が起きないように対策を練ります。
対策をするうえで、この原因調査はしっかりやらなければなりません。
中途半端な原因調査では、中途半端な対策にしかならず、同じエラー・障害が再発する、最悪の場合、悪化する場合があります。
では、この原因調査をどう行うのか。
それは、まさに探偵(エンジニア)が、遺体(コンピューター)と向き合い、真犯人(原因)を見つけ出す手順にとても近いです。
エラー・障害を解決するには
だれが何をしたのか
単純に、誤った操作をしたことによるエラー・障害であれば、その誤った操作を行ってしまった環境(動機)に問題があります。
また、誰も触っていないときのエラー・障害については、それを引き起こすきっかけや自動実行システムが動いていたのかもしれません。
そのため、エラー・障害発生時にだれが何をしたのかをきちんと把握する必要があります。
この手順を一言でいえば、
犯行のトリック推理です。
見えないエラー・障害を確認する
原因が直接的にエラー・障害を引き起こすとは限りません。
まるで、玉突き事故のようにまったく別の原因から、エラー・障害が発生することがあります。
具体的に言えば、ネットワークの遅延による自動実行システムの処理時間オーバーみたいなことがあったります。
深夜1時~2時くらいに、コンピューターはよく自動実行システムを動かしていたりします。いくつも同時に。。
そのため、別のコンピューターで同時期にエラー・障害が発生していないかをきちんと把握する必要があります。
この手順を一言でいえば、
共犯の推理です。
時系列を把握する
エラー・障害がひとつであれば、そんなに難しい問題ではないかもしれません。
しかし、複数のエラー・障害が同時期に発生することがあります。しかも、連鎖的なエラー・障害であることがとても多いです。
具体的に言えば、とある設定のオンオフによって、アクセス権限が変更になり、その権限を使用していたシステムが動かなくなり、画面に何も表示されなくなったことで、初めてエラー・障害のアラートが来るようなことがあります。
そのため、どの順番でエラー・障害が発生しているのかを時系列に沿ってきちんと把握する必要があります。
この手順を一言でいえば、
連続殺人のアリバイチェックです。
まとめ
犯行のトリック推理、共犯の推理、連続殺人のアリバイチェック。
この3つの観点を持って、私は、真相を突き止めています。
IT業界の人に、ボードゲームやリアル脱出ゲームが好きな人が多いのは、日頃からこういった考え方を無意識的に身に付けているのかもしれません。
逆を考えれば、名探偵コナンや金田一少年などの探偵は、もしかしたらエンジニアに向いているのかもしれませんね。
以上、たろいもでした。