カードゲームの手法を抽象化してみる
ゲームマーケット秋に向けてカードゲームを作り続けている。
いくつかのカードゲームを考えていく上でふと、カードゲームのプレイや手札の手法を抽象化してみたくなった。
今回は、カードゲームについてアウトプットしてみる。
カードゲームの手法の抽象化とは?
主にカードゲームにおけるカードの扱い方を抽象化し、それを似たもの同士で体系化してみた。
カードのプレイ
- 裏向きで出す
- スタートプレイヤーからオープンする
- 一斉にオープンする
- 裏向きのままにする
- 表向きで出す
- スタートプレイヤーから出す
- 一斉に出す
- 裏向きにする
カードの出し方
- 1枚だけ出す
- 複数枚、出す
- 何枚かでセットを作って出す
- 出来たセットを出す
- 徐々にカードを出し、セットを作る
カードの補充
- 補充する順番
- カードのプレイより前に補充する
- カードのプレイより後に補充する
- 補充する場所
- 山札から引く
- 1枚引く
- 複数枚引く
- 既定の枚数の手札に足りない分を引く
- 使用したカードの枚数に応じて引く
- 場にあるカードから補充する
- 誰かからカードを受け取る
- 山札から引く
- 補充しない
手札の考え方
- 手札がない
- 1枚のみ
- 複数枚
- 全員で手札が1つしかない
- 1回ごとに自分の手札が他人の手札に、他人の手札が自分の手札になる
- すべてにおいて自分の手札が他人の手札で、他人の手札が自分の手札である。
手札の持ち方
- 自分にカードの表面(主に数字などが書かれている)が見えるように持つ
- 相手にカードの表面が見えるように持つ
ブログ後記
おそらくもっとも感動したカードゲームのシステムは、
「カードのプレイより後に補充する」というバトルラインのシステム。
TCGは「俺のターンドロー」という単語が存在するくらい「カードのプレイより前に補充する」のが一般的だった。
だが、バトルラインは、「カードのプレイより後に補充する」というシステムを搭載することで、
相手のターン中に自分のターンの行動を考えることができ、
そこから生まれる息苦しさがとても面白い。
カードを引くという希望を前のターンで行わせることで絶望に変える。
マゾゲーと呼ばれたバトルラインの魅力は、そんなところにあるのかもしれない。
以上、たろいもでした。